実は、今回のこのコンサートは、私の記念すべき(笑)10回目の大阪城ホール!そして、10回目にして初めてのアリーナなのです〜。それだけでもうすっかり舞い上がってしまって、用も無いのにアリーナを、うろうろ〜・・うろうろ〜(汗)最前列に行って、ステージの様子を伺ったり・・と大忙し。ステージは黒幕で覆われていて見えないものの、2段構えのステージのようだ。そのステージを支える支柱が、あの「Ψ」型(汗)のJPのロゴマークになってるのを見てにんまり!また、BGMはえんえんとAC/DCが流れ続けているのも私の気持ちを高ぶらせるのであります!そんなこんなで、定刻・・・BGMが一段と大きくなり、ダークネスに切り替わる!私の隣にいたダークネス好きのあやさん、もう大喜び(笑)私も自慢の(?)ファルセットで、一緒に歌う(おいおい・・)・・・そんなあほな事やってたら突然暗転〜〜〜!!!きた〜〜〜〜!!
ステージを覆われていた幕が取り払われると、2階建てセットが現れる・・バックドロップはもちろん、「目玉」!重々しいSEとともに、その目玉から赤いレーザー光線が客席を照らし出す・・(なんか、RAINBOWみたいやな・・笑)くぅ〜〜〜・・来るか?来るか?きった〜〜〜!!てな感じで「Hellion」がきた〜〜〜〜!!鳥肌ざざぁ〜〜!涙どば〜〜!そして失禁〜〜・・(これはうそ) すかさず、みんな「うぉうぉうぉうぉ〜〜うお♪」とシンガロングだ!もうこの瞬間の感動は文字にできない・・。まず、スコットが・・そしてイアンが・・KKが・・グレンが現れて配置につく・・・そして「Electric Eye」へ。この流れこそ、私が長年待ち望んでいた瞬間。そして、ロブが・・目玉の真ん中に出現すると、会場のテンションは早くもクライマックスか?と思うほどにヒートアップする。微動だにせず歌い続けるロブのその存在感は凄まじいものがありますな〜!Gソロで、目玉のところから消えたロブ・・ソロ後の歌いだしで、今度はセットの左方からぬっと上昇!すいません・・「もぐら叩き」を連想してしまひまひた(゜ー゜;)
この怒涛のオープニングから続けざまに「Metal Gods」へ!こ・・この重たいリズムはかっこよすぎる!KK、グレン、イアンの3人が、波打つ会場を更に煽るかのように、同じアクションで揺れている。ロブはあのDVDでもおなじみのロボットダンス(笑)そして曲が進むに連れて徐々に2回からステージ中央に降りてくる・・・(途中階段降りてくる最中に少々よたってました・・苦笑) 「め〜〜たるご〜〜♪」の合唱では、自分の目の前にホンモノのメタルゴッドがいる〜!という感激に身が震える思いでしたね!
ここでロブのMC・・「なんたら・・かんたら・・ヘビ〜〜メタ〜〜ル!!」何言ってるかわからんけど、最後のお言葉だけで充分っす!そう!これは、ロックでもハードロックでもない・・ヘビーメタルなんだ!「ヘビメタ」なんて、世間でバカにされそうなこの言葉も、ロブが自ら語りかける事によって神聖な言葉となるのですよ!そして、「あ〜ゆ〜れでぇ〜!」「いえ〜〜!」の掛け合いの後、「Riding On The Wind」へなだれ込む。この曲で、今日のロブの調子のよさを確信しました。続く「The
Ripper」では、残念ながら会場のテンションは少々落ち着いたものの、ところどころでロブのハイパーボイスが炸裂するたびにあがる大歓声!それほどまでに観衆を魅了する彼の声は、老いてもまだまだ健在なり〜!なのです。「Touch Of Evil」におけるジューダスプリーストの音世界にもやられましたね〜。心の琴線に触れそうなグレンのGソロで涙・・その後の哀切極まりないロブの絶唱にまたまた涙・・・。
もう〜何度でもいいますが、目の前に「メタルゴッド」が・・「メタルの生き字引」がいる・・と思うと、それだけで何か目もくらむような感動が襲ってくる。ただ、彼らは今のバンドでもあるんですよね。それを象徴するかのようにバックドロップがするすると変化し始める。そう!「今」の彼らを象徴とも言うべきあの姿が・・。新作「Angel
Of Retribution」のジャケットアート・超巨大ヴァージョンが姿をあらわすと、それにあわせてあのイントロがフェイドインで入ってくる・・。もちろ〜ん!「Judas Rising」!!おお!そして、そのジャケットアートと同じポーズで、ロブが下から競り上がってきた〜〜〜!しかも、下から火で炙られてるし(笑)凄い!そのポーズからは、まるで大阪城ホールのこの観衆を包み込んでいるような神々しさを感じましたよ〜。(誰だ?「火あぶり&磔の刑」なんて言った奴は〜〜?すまん・・私です(涙)) ん〜まさに「Judas(Rob) Is Rising」・・・その圧倒的な牽引力は続く「Revolution」にも引き継がれる。両サイドにたなびくフラッグ!それをつかみながら歌うロブの姿がかっこえ〜。正直CDで聴く分にはあまり感じるものが無かったこの曲ですが、ことライブにおいてのこのグルーブの心地よさ!たまらんっす。
「Everybody
Hot!」「Everybody Rockin〜〜!」の掛け声で始まった「Hot
Rockin'」では、あのおまぬけなPVを思い出して、ちと含み笑いしつつも・・「ア、ウォ〜ナゴ〜!ア、ウォ〜ナゴ〜!ア、ウォ〜ナゴ〜!ホッロキン〜〜!」(笑)しかし、やっぱ次の曲をみんな待ってたんじゃないっすかね!サイドで黙々とベースを弾いていたイアンが、今日はじめて中央へ出てきて、KK,グレンとフォーメーションを組む・・・・もうおわかりですね!?「Breaking
The What??」・・・無論・・「Law!」と返す。「Breaking The
What??」「Law〜!」「ブレイキンざほわ〜〜っと??「ろぉ〜〜〜〜〜!!!」くぅぅ・・・・「Breaking The Law」だ!短い曲でソロもなし・・な、ポップな曲ながらライブではいっぱい見せ場のある曲!イントロでの4人並んでの弾き合い?・・「ブレキザロ〜〜」の大合唱!中間部でのリフにあわせての大合唱!そして、KK&グレンが並んでヘドバン・・のかっこよさ。オープニングに続いての山場でしたね、ま・さ・し・く!
「Breaking
The Law」が凄まじかっただけに、次の「I'm A
Rocker」は少々盛り下がったかな?(汗)でも、グレンが結構前に出てきて会場を盛り上げてましたね!気がつけば、ステージにはそのグレンとKKの二人だけが残ってる・・アコースティックギターがセッティングされてるところを見ると、ははぁ〜ん・・あの曲ですな?「Diamond And Rust」!二人が悲しげなアルペジオを奏ではじめると、会場もしんみ〜り。以前からわたくし・・「この曲は是非Sin After
Sinヴァージョンでお願いしたい!」と、たびたび言っておったのですが、すんません・・・コロリとこのアコヴァージョンにやられてしまいました(笑)なんでって・・もうロブの歌唱が素晴らしすぎて・・・。感情の全てを歌に込めるかのような凄まじさ・・とでも言うのでしょうか?前方で涙を流しているかのように身を震わせている女性の方がいましたが、ほんとその気持ちはよくわかる。
ここで、再びロブのMC・・・う〜む、やっぱよくわからない(涙)しか〜〜し、その話の中でただならぬ言葉に激しく反応!ん?「Osaka」・・「Special Gift」??にゃにゅ?スペシャルギフトォ〜〜?特別な贈り物(直訳・・汗)な・・な・・なんだ〜?まさか、ロブの全裸とか?(それはいらない・・・)・・(゜ー゜;)すんません・・・そして、コールされた曲名・・「Worth Fighting For」!!うおおお〜〜〜、これは意外〜〜!実はこのツアーのセットリストって・・ず〜っと固定されてましたから、今回も「スペシャル」はあまり期待してなかったんですよ。それだけにこの曲がコールされた時は思わずコブシを天に突き上げましたね!ここ大阪でこのツアー初めての曲を演奏してくれたってのがまた嬉しい!!会場も突然のプレゼントに呆然って感じで・・どうノッテいいのかわからない様子(笑)っつか、じっくり聴き入っているって感じか?いや〜でも、この曲大好きだ。特にロブの歌唱が素晴らしかったし、グレン&KKのツインリードには本当に感動したな〜。最高のプレゼント、ありがと〜〜〜!!
「Deal With The Devil」で、一旦勢いを盛り返した後、ステージ上のミラーボールが回転して、会場を幻想的な雰囲気にしながら「Beyond The Ream Of Death」のイントロがはじき出されると、会場は再び感動タイムへ・・。そして「Turbo Lover」では、グレンがKKが前に出てきて、会場を沸かせる・・無論、サビも大合唱!新作からの「Hellrider」もそのゴリゴリしたGサウンドと、スコットのツーバスがずしんと腹に来る・・かっこいい!もうここらへんは、変幻自在でしたね〜!
そうそう!ここで一言言っておきたい!・・「イアン・ヒルかっこえ〜〜っす!」・・彼って、ほとんど自分の位置を動かないけど・・黙々とベースをかきむしるその御姿・・惚れ惚れしました。もちろん、グレン&K.Kもかっちょいい・・・50過ぎたおっさんとは思えないその動き・・色気・・そりゃ〜世の女性たちが騒ぐわな〜〜(笑)しかし・・私の目は知らず知らずのうちにイアンに向いていたのであります!ん〜〜・・AC/DCのマルコム、クリフに通じるかっこよさとでもいいましょうか?いつしか、イアンの動きに合わせて、ヘドバンする自分・・・そういや、私の近くに、エアギター軍団がいたのですが、彼らもなんかイアンの真似をしていたような気がする・・・(笑)ん〜これからイアンフリークになりそうな予感・・・
さあさあ・・そしてコンサートは佳境に入ってきます!グレン&KKが寄り添うように前へ出てきて、ハモリフレーズを弾きだす・・・「Victim Of Changes」!これって考えてみたらもう約30年近くも前の曲なんですよね〜〜。ちょい聴くと、ミディアムテンポで地味な曲に感じつつ・・な〜んかその独特の世界に引き込まれるかのような不思議な魅力を持ってます。さすがにCD(レコード)でのギター音は古臭いけど、今日こうやってエッジのたったギター音で聴くと、威力も倍増してるみたい・・・。途中グレンの短いソロタイムで会場との掛け合いもいれつつ、曲はいわじわと盛り上ってゆきます。そして、最後のブレイク部分でのロブの絶叫!「チェインジェ〜〜〜〜〜ェェェ〜〜〜!!」これが凄かった!!会場の大歓声とロブの超ハイトーンが一つになって、物凄い雰囲気になってましたね!
さぁ、次は固定セットリストで行くと、「Green
Manalisi」だな?と思ったその時・・ロブが問い掛ける・・「スターンド・バイ・・・」・・・・・・・え?(゜ー゜;)まじ??焦りまくって「エキサイタ〜〜〜!」と叫んだものの・・思いっきりフライングしてしまったやないか(汗)そう!!「スターンド・バイ・・・・フォー?」・・・「Exciter」!!!!!ぎょええ〜〜〜凄すぎるぞ、この展開!!スラッシュメタルの原型?ともいえるこの疾走チューンに会場はもう狂乱状態!ダウンチューニングしていたとはいえ、この暴走ナンバーをロブも必死こいて叫ぶ・・。「スタ〜〜〜ンバイフォエキサイ〜〜ラ〜〜!」会場も必死こいて叫ぶ!一転、中盤のメロディアスなGソロパートも一緒になって歌う!ん〜〜し・あ・わ・せ〜〜〜!!しかし、この曲が終わって息つく暇も無く・・・ロブは更にあおるあおる!「ペイ〜〜ン?」もちろん!「キラ〜〜!」・・・「ペイ〜〜ン?」「キラ〜〜!」・・・もう勘弁してください〜〜〜「Painkiller」だなんてぇ〜〜(笑)そして、機関銃のようなスコットのドラムが鳴り響き・・・グレンのギターが「ぎゅい〜〜ん!」と切れ込んでくる!うおお〜〜この流れは反則なんじゃないっすか〜〜?と思いつつ、狂ったように首を振る!このときは大阪城ホール・・揺れたんじゃないかな〜〜?一瞬「ロブを殺す気か?」なんて考えもよぎりましたが、その前に自分が倒れそうや(笑)そんな心配をよそに、前傾姿勢でスクリーミングし続けるロブの姿は鬼気迫るものがありましたね!もう大阪城ホールは大炎上(笑)消火する手段なし・・状態・・。ステージ2回にメンバー全員が登って、大歓声にこたえて、終了〜〜〜〜。こうして彼らは一旦ステージを去っていきました。残された我々・・・なんか、彼らを呼び戻すのも忘れて一瞬、”ぼ〜〜ぜんじしつ”でしたね〜〜。でも、すぐに大歓声で彼らを呼び続ける・・・
・・・いつのまにか、バックドロップは「JudasPriest」のロゴに変わっている・・・。そして、ホールに鳴り響く爆音!!「ブロロロロ!ブオン!ブオン!」(文字で表すと情けないのぉ・・汗)もうお約束ですね!!金ぴかコートに身を包んだロブがハーレーにまたがって再登場!!足で地面を蹴りながら現れたのには失笑・・・( ̄. ̄;)そして、片手を高々と上げる・・・ぉぉぉぉぉ〜〜かっこよすぎるぞロブ〜〜!そう「Hell Bent For
Leather」。ずっとハーレーにまたがったままの姿勢で歌い続けるロブ・・ん〜〜その姿・・・まさに神だ!「ヘルベン!ヘルベンフォれざ〜〜!」は当然大合唱っす!もうここらへんは、まさにパーティタイム(死語かも)。切れ目無しでスコットの軽快なエイトビートとともに、「Living After
Midnight」がはじまると、お祭り騒ぎに拍車がかかる。正直・・エキサイター&ペインキラーでパワーを使い果たしたのか・・ロブもさすがにへろへろになりつつあるのがわかるが・・ここは我々がお返しせねば!最初から最後まで歌い続ける・・。いや〜〜楽しいな〜〜!
「ありがっと!おーさっか〜」と、ぺこりとお辞儀をするロブは、なんかみょ〜にかわゆかったぞ(笑)きっと、今日だけで、グレンファンから・・ロブマニアへ移動した女性メタラーも結構いたに違いない・・・・(いないって?苦笑)そういう私は・・イアンマニア(笑) まぁ、そんなことはど〜でもいいっすね・・・。ステージにはロブ一人が残り・・会場との掛け合いタイム!いろんなバージョンの「お〜〜いえ〜〜!」で、和やかな雰囲気っす。こういうときもまた、バンドとファンとのつながりを感じる事ができてうれしい!しかし、この掛け合い・・クイーンのフレディがライブでよくやってた掛け合いに似てますね(笑)そして、いよいよラスト!「You've Got Another Thing
Coming」だ。ステージの右へ左へ・・うろうろと動き回り、時におなじみ「たこ踊り」を炸裂させるロブ・・・会場を煽りながら、切れ味鋭いリフを刻むK.K・・終始笑みを絶やさずギターをかき鳴らすグレン・・相変わらず低位置を動かずヘドバンし続けるイアン・・・華麗な(よく落としてたが・・)スティックさばきで飽きさせないスコット・・・もう最後かもしれない彼らの勇姿をこの目に焼き付けなければ!!曲の中盤でも「うぉ〜〜お〜〜お〜〜」の掛け合い・・そしてラストに向けて、もう永遠に叫んでいたい「ユガッダナザシンカミン!!」の大合唱・・・ラストは再びフロントの4人がステージ上段に整列だ!こうして大団円を迎えたこのライブ・・。鳴り止む事のない「JUDAS!PRIEST!」「JUDAS!PRIEST!」の大合唱・・そこには「この場所にずっといたい!」という願いもこめられているようでしたよ。
とうとうほんとに去っていってしまった彼ら・・・後に残ったのはとてつもない満足感と、言いようの無い寂寥感・・・しばらく席を動けず呆然自失でした。でも、明日に向かってのパワーみたいなものを彼らから貰いうけることができたような気がします。それほど、彼らの姿には感動させられました。正直いって全盛期は過ぎているロブのVoにしても・・「プロとしてステージに君臨しよう」という強烈な意志はしっかと伝わってきましたしね!初めてのプリースト生体験でしたが、彼らがなぜ「メタルゴッド」と呼ばれるのか・・言葉には表しにくいですが・・わかったような気がします。
「ヘビーメタルを好きでよかった」・・メタルのコンサートへ行く度に思うことではありますが、今回は特に強烈にそれを感じる事ができましたね。何度も何度も「ありがとう!」を連発してた彼ら・・いやいや何をおっしゃいますやら〜〜こちらこそほんとにありがっとございました!!さっき、彼らの姿を拝めるのも最後かも・・なんてことも言いましたが、やっぱりまだまだ現役で頑張り続けて欲しいな〜。そして再び私たちの前に降臨してくれることを願わずにいられませぬ。
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