それもあったためか、開演前の会場はなんか異様な雰囲気・・・ここにいる観衆はみんな私と同じような思いをしていただけに、これからはじまるショウへの期待と不安がこの異様な雰囲気をかもし出してるのか?でも、刻限の19:00が近づくにつれてその雰囲気はただ、「メタリカが見たい!」の期待感へと明らかに変わっていくのです。徐々に上がっていくボルテージ・・・・ここで・・・おお!BGMがAC/DCの「It's A Long Way To The Top」に!!PAのおっさんが観衆を煽るかのようにVolを上げると、もう会場はAC/DCにあわせて手拍子(笑)大盛り上がり!!始まる前からやばいぞぉ!これは!!!しかし、BGMにAC/DC流すアーティストって多いような気がする。そうそう!今回のコンサートはアリーナはオールスタンディング!でも、私はあえて雰囲気の楽しめるスタンドの一列目に・・・(もう年だしぃ・・・・(;−−))・・・AC/DCが終わった!来るか?来るか?
そして、会場の緊張感がピークに達したのにあわせるかのように客電がおちる!む〜〜この瞬間がまさに至福の時!そして、もうメタリカのコンサートではおなじみの、そして遠い昔から変わることのないオープニングS.E・・「Ecstacy Of Gold」が厳かに流れ始める。このS.E・・映画「夕陽のガンマン」のテーマ曲なんですが、我々にとっては既に「メタリカのテーマ曲!」さあ!一曲目はなんなんだぁ〜〜〜!?・・・・・・・・・ん?そして・・あのイントロが・・・・・・・
おおおおおおおお!!!!いきなり!!!「Blackend」だぁ!もう・・どうしましょ・・・状態!(笑)今から遡る事約15年前に初めてメタリカを見たときと同じオープニングに感涙!そして、立て続けに野太いジェイムズのG.リフが鳴り響く!これまた驚きの「The Four Horseman」。彼らの1st収録の名曲だ!この意外なはじまりに・・客席は驚きと悦びでもうむちゃくちゃ(笑)この時点では、メタリカのパワーにまだ聴衆は圧倒されてる・・・
ジェイムズが「オ〜〜サッカ〜〜〜!」と客席を煽った後、重たいリフが印象的な「Harvester Of Sorrow」そして美しくも重厚な「Welcome Home」とミディアムテンポの曲が続く。しかし・・ラーズのドラム(特にバスドラム)がずんずん、お腹にくるのぉ・・これが気持ちよいっっす! と・・・ここで珍しくメンバー紹介!この意図はもうわかってますよ〜〜。そそ!最後に紹介されたニューベーシスト・・鶴次郎こと(笑)ロブ・トゥルージロ!その紹介の時の観衆の大声援が、彼が完璧にメタリカの一員となったことを証明してますね!そして彼のアタックの効いたベースがうねりまくり始めるとあの曲だ!そう「For Whom Bells Tolls」・・これもメタリカのライブには欠かせない名曲!!ロブの低く構えたプレイは視覚的にもかっこよすぎ!!既に、クリフともジェイソンとも違った独特の存在感を示してます。
ここで、メンバーがじゃれあいながら、なにやらやけにFUNKYなジャムセッションをやり始める・・一転、会場は和やかな雰囲気に・・・彼らの不仲説なんて、これ見たら大嘘だ!ってことがわかりまっすよ!そして曲はニューアルバムのオープニングを飾る「Frantic」!このアルバムの曲はライブで更にパワーアップしそうだ・・と思ってましたが、まさしく想像以上に客席も一気にヒートアップです!続いて観衆の合唱から「Sad But True」が・・・この重厚なノリが気持ちよすぎ!!!もう首を振る・・というより上半身バンギング(笑)一瞬・・明日はもう起き上がれないかも・・・と思ったものの、今更後戻りできる訳がありゃ〜〜しませんことよ!そしてニューアルバムの3RDシングル「The Unnamed Feeling」・・しかし・・・この曲での客席の反応はもう一つ・・といったところか・・いい曲なんですが・・・。ただ、最初気になってた音のバランスの悪さはいつのまにか改善される!ギターリフが非常に気持いい。
再び、ジェイムズのMC・・・悲しいかな何言ってるかわからん(苦笑)でも、1stアルバムの事をしゃべってるみたい・・・・そしてあのリフが!!「Seek And Destroy」だ!一瞬、小休止だった客席ももう休んでなんかいられない・・・この辺から私も自分を見失いつつなってきたぁ〜〜〜。「し〜けんですとろ〜〜い♪」の合唱も声がひっくり返り始めた自分・・・気にしない気にしない(笑)この曲のリフに身を任せるのはほんと喜悦の時だの〜〜。