本日の開演は18:00・・開場が17:00・・・16:00過ぎには会場のZEPP OSAKAに到着。秘密兵器と自分で言っておきながら、「それ」をここでもう早くも投入して記念撮影(笑)とかしながら時間を過ごす・・・
しかし、見廻すと老若男女・・っつか老男女?(笑)昔から変わらずスコーピオンズを愛し続けてそうなツワモノどもが勢ぞろいって感じですかね〜。そして、そういった人たちの子供とおぼしき、7歳位の姉弟も発見!なんか、いいなぁ〜〜こういうのって・・(しかし、この子供があとでコンサートのキーポイントとなるとは・・)
そして、開場!今回のジャパンツアー唯一のスタンディングっつうことで、最前列狙うべく気合を入れるが、拍子抜けするほどにするすると2列目付近をゲット!!ルドルフの正面付近っす。しっかし、立ちっぱなしで開演までの時間がつらい〜〜。ただ、今回は一人じゃない・・JさんやAkioさんたちとあれやこれやとしゃべりながら、其の時を待つ・・・
会場はすでにBGMのエアロスミスの「Love
In A
Elevator」にあわせて「お〜^いえ〜^」と合唱がはじまっている・・(なんでやねん・・苦笑)
んで、定刻きっちりに・・・
「き・・きた〜〜!!」荘厳なあのイントロが鳴り響く〜〜!もちろん「Unbreakable」のオープニング・・「New Generation」!ルドルフがマティアスが元気よく飛び出してくる〜。そして、重厚なリズムに乗ってルドルフのあのおなじみの「前かがみで横揺れ」なノリを目の当たりにすると、ちょびっとしみじみ〜〜。そして、クラウス登場で俄然ヒートアップ!会場はおそらく80%がオールドジェネレーションながら(汗)「here
comes the young,the new generation you are the only
one♪」と大合唱っす。そしてアルバム同様「Love'em Or
Leave'em」へと続く流れはやはりえ〜〜の〜〜。PAの調子がまだ整わないのか・・クラウスのVoが聴きづらいが、それでも彼の声は絶好調のようだ!
「かえってきたぜ〜〜〜お〜〜さか〜〜」みたいなMC(汗)に続いて、クラウスが「Bad Boys Running Wild」をコール!んで、マティアスの流麗なギターが繰り出される!まさに、死ぬほど聴いた「World Wide
Live」と同じや〜〜・・・んで、ルドルフの白黒ツートンのフライングV、マティアスの白地に黒ストライプのエクスプローラーを見ると、なんか80年代にタイムスリップしたような感覚を覚えて・・思わずまたまたうるうる・・・
続くは「The Zoo」!じゃっじゃじゃっじゃじゃっじゃ♪の重いリズムに身をゆだねるのはほんと気持ちいい・・・この曲でフロント4人がステージ中央に集まって横揺れやると、また会場も盛り上がるのですよね〜。さらに、おなじみのマティアスのミステリアスなトーキングモジュレーターのバックで、クラウスがカウベル叩きながら我々を煽る煽る!そして早くも、使ってたスティックを雨あられのように投げる投げる(笑)
さらにファン大喜びの「We'll Burn The Sky」が演奏されるのですが、いや〜〜たまりまへんな〜。クラウスおなじみの両手ひらひらアクションも、ルドルフのコミカルな動きもまた楽しい〜〜。なんといってもメンバー全員の楽しそうな表情が最高ですね!手の届きそうなところに彼らがいるので、其の表情に偽りはないのですよほんと。特に、目立たないながらも(失礼)ベースのパウエルがいい表情でプレイしておりましたね〜。
続いては「Deep And Dark」を挟んでこれまたオールドソングでインストの「Coast To
Coast」!これ好きなのよね〜。ぐいぐいと聞き手を引き込んでいくそのGリフとメロディ・・ん〜〜彼らが昔からライブのセットリストからはずさない理由がなんとなくつかめたぞ!(っつか、クラウスの声休めか?)途中からクラウスもギター抱えて登場!前々から思ってたけど、彼って・・ギター似合わね〜〜〜(笑)ステージの隅っこで控えめに・・しかも楽しそうにプレイする其の姿は、かわゆくもありました(笑)
が・・次はまさにクラウスの真骨頂!「Holiday」だ!!!いや・・クラウスと我々慣習の真骨頂かも!彼と一緒に歌うこの曲、ほんとに感動的でありました。バラードでこれだけ一気にヴォルテージをあげられる彼らって・・すんごい!ほんというともっと大きなアリーナクラスでこの大合唱をやりたかったけど、小さいキャパだけにみんなも必死で歌う・・って感じでそれまたよかったですね。・・・そしてここできたぁ〜〜!クラウスが「日本の素晴らしい歌だ!いっしょに歌おう!」とアカペラで歌いだしたのはなんと!「荒城の月」。は〜る〜こぉ〜ろ〜の〜は〜な〜の〜え〜〜ん〜〜♪ぅぅ・・・小学校の時以来かも、この曲こんなにマジに歌うの(笑)予習しておいてよかった〜〜。クラウスの満足そうな表情が、またわれわれをも満足させてくれましたね。
続いて「Unbreakable」アルバムから「Through My Eyes」「Remenber The Good Times」が中盤から後半にかけての橋渡し役を務めるべく演奏されるが、「Remember・・」ってまさにライブ栄えする曲だなぁ〜〜と実感!しかしほんと中だるみのないライブだな〜〜。彼らの新旧織り交ぜたそのセットは緩急のメリハリもばっちし。次の「Tease Me Please Me」もアルバムで聴いた時は「なんじゃ?このポップな曲は〜〜?」と怒りさえ覚えたものですが(汗)いつのまにか、「てぃーずみ!ぷり〜み!」と大合唱させられてまひた(;−−)
ここで、ジェイムズコダックのDsソロ!前々から、ライブにおいてこういうソロパートは不要!って思ってた私ですが、ハンディマイクを装着して「うりゃ!」「おお〜〜!」とか掛け声かけながら、ドラムを叩きまくるそのソロはなかなかおもしろかった(笑)「永遠の悪がき」って感じの風貌の彼ですが、ほんとそれを地で行くソロプレイでしたね。とか何とか思ってたら・・・おおお〜〜ルドルフが飛び出してきて、あの切れ味抜群のリフが炸裂!そう!「Blackout」!!!!!
「いかん!」と慌てるわたくし・・ついに秘密兵器の出番だ(笑)みんなノリまくる其の中でがさごそと「それ」を取り出して装着(汗)この曲だけ、最前列に行かせてもらう(すんません・・皆様・・)突然後方から現れた狂人に、それまで暇そうだった警備のお兄ちゃんたちに緊張の色が!(笑)私はただ、このあほな姿をメンバーに見てほしいだけなのよ〜。必死で目の前にいるルドルフにアピールするが気づいてもらえず(涙) が・・・Gソロの時にクラウスが目の前にやってきた〜〜〜!んで、にっこり笑って私を指差してくれましたぁ〜!やた!むろん私も指を指し返す。この一瞬だけZEPP大阪は私とクラウスn二人だけになったのです!(おおげさやっちゅうねん)パウエルもこっち見て笑ってくれたし・・・これで私の苦労も報われたってもんだ(汗)・・・ともかく、この曲のみんなの反応は凄まじいものがありましたね!
畳み掛けるようにプレイされた「Blood Too Hot」で、私も素直に(笑)3列目付近まで退散・・・。で・・ここでマティアスのGソロだ!このライブ中ほとんど自分の位置を動かなかった彼ですが、ここで初めて我々のいるステージ左方面に来てくれた!ん〜〜彼の笑顔もまた・・す・て・き!で、おなじみ過ぎるあのリフを弾きだす。
むろん「Big City Nights」!当然のように会場は炸裂っすよ〜〜!「びっぐして〜びっぐして〜ないっ!♪」ん〜〜ほんと幸せの時!こうして彼らはいったん去っていきました!雨あられのように、ピックとスティックを投げまくって・・
再度出てきた彼らがまず演奏したのは・・「Still Loving You」・・・ほんというとこの曲・・むろん素晴らしい曲なんですが、今まで私はそんなに好きな曲ではなかったんですよ。でも・・・なんか・・・涙がポロリ・・・・。う・・なんでだろ〜〜?曲もさることながら、クラウスのVoが素晴らしすぎた!人の琴線を刺激する彼のVoはほんと、心に直接語りかけてくるようで・・・。ライブ前は、「泣くならHolidayあたりか?」なんて勝手に想像してた自分ですが、これには我ながら驚きました(汗)
そしてこれもヒット曲「Wind Of Change」!最初から会場大合唱!サビではクラウスが「さあ歌え!」とばかりに、もう我々に歌をゆだねている・・・。正直、パーフェクトな合唱とはいえなかったけど(笑)これまた感動的なシーンでしたね〜〜。クラウスの口笛がまたいいんだな〜〜。
感動的な余韻も残しつつ、ここで一気にフィナーレに向けてライブは加速!もうこの曲しかない!ってな感じで「Rock You Like A Hurricane」だぁ!!コダックの汗が飛び散り、パウエルはひたすら笑顔、マティアスは黙々と、ルドルフは腕をぶんぶん振り回す、クラウスはステージ狭しと年齢も考えずに(汗)、走り回る!!うう〜〜もう終わりなのね〜〜(涙)と寂しさも感じつつ、最後の力を振り絞る。が・・クラウスが「もう一曲聴きたいか?」と指を一本突き立ててくれた〜〜!うりゃ〜〜〜!!うれし〜〜。余熱を冷ますかのように「When The Smoke Is Goin' Down」がしみじみと演奏されてついに終わってしまった・・・・
メンバーの満足そうな表情がなんといってもうれしかった・・・。またもスティックやらピックやら投げまくってくれてる〜。と・・ここでライブ前に会場の外で会った子供とそのお父さんが現れる!子供を高々と掲げて必死にメンバーにアピールする其の方。なかなか、気づかないメンバーにやきもきするが、最後にパウエルが気が付いて彼にピックを投げてくれる。しか〜〜し、他の人間に奪われてしまう(おい!)パウエルも「お前じゃない!其の子だ!」とアピールするも駄目・・・んで、メンバーが去っていこうとするのをパウエルが引き止めてるんですよね〜〜。ようやく子供に気づいた他のメンバーがみんな集まってきて、その子はめでたくスティックをゲットできたのでした!あ〜〜よかった。なんか、其の時は会場が一体になってなんともいえない暖かさに満ち溢れましたね〜〜。きっと、その男の子もこのことは忘れないんじゃないかな〜〜。幸せもの〜〜!
しっかし、スコーピオンズを過去のバンドというのは間違い以外のなにもんでもないっすね。この問答無用のパーフェクトなライブを見せ付けられたら、彼らがまさに現在進行形の生粋のライブバンドだということを実感しないわけにはいきませぬ。感動と暖かさと激しさと楽しさが入り混じったほんとうに「いいライブ」でした!クラウスの人柄がにじみ出たようなあの笑顔を私はきっと忘れないでしょう〜!心から彼らにはお礼を言いたい気分です。
必ずまた来てね!
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