サンダーのライブを見るのは、かれこれもう16年ぶり!そうあれですよ・・・1991年の大晦日の東京ドーム!メタリカがトリをつとめたカウントダウンライブのオープニングとして彼らが登場しました。そのときはまだ彼らの音を知らずにこのライブを体験したのですが・・ぶっ飛びましたね!んで、・・東京から帰ってきて速攻CD買いに行ったのを覚えておりますよ。デビューしたてとは思えないその安定したパフォーマンスはほんと素晴らしかった!その後も彼らは何度も来日してますが、不思議とそのライブを体験することはありませんでした。ん〜〜・・・サンダーって、CD出せば素晴らしいし、ライブもめっちゃいい!ってのはわかってるんですが・・なんかついついスルーしてしまうんですよね。でも今回は何かの縁でしょう(笑)3連休初日というのもありまして、しっかとチケットゲット!新譜の「Robert Johnson's Tombstone」もしっかと聴きこみ!んで、当日を迎えたわけであります。

会場のBig Catは、不思議と今まで縁がなく今回中に入るのは初めて。心斎橋はアメリカ村のど真ん中に位置し、アクセスも最高!同じビル内にあるトマトラーメンが最高にうまい!・・って、どうでもええか?(-_-;) 鱒ちゃんとクアーズ飲みながら・・「一曲目はなんじゃろ?」とか、ダベりつつ開演を待つ。BGMはガンズ、レイジアゲインストザマシーンなど結構節操ないかも。でも、ヴァンへイレンの「Jump」でサビにあわせてジャンプする鱒ちゃん(-_-;)・・・・その26歳とは思えぬオサーン趣味に涙・・・。そのうち、せ〜こちゃん、さより姐さんも合流。そう、このあたりは先日8/31に悲しいかな閉店してしまった私のオアシスバー(笑)シルバースプーンの常連たち!涙の閉店日から2週間・・こうやってロックあるところでまた皆が集えるのはシルバースプーンが残してくれた財産ですね!と・・かっこいいこと言ってますが・・・まぁこの面子集まるとうるさいうるさい・・(-_-;)

そして・・・場内暗転!!わおーん〜〜〜〜!あっという間に前線に突撃していく鱒&せ〜こ&さより3姉妹(苦笑)取り残される私・・・。しかし、S.Eの軽快なミュージックにあわせて手拍子手拍子!そういや16年前のオープニングSEはAC/DCの「Thunderstruck」やったなぁ〜〜(笑)おおお〜〜〜期待に胸が膨らむ〜〜!!1曲目はなんだ?新譜から?それとも意表ついて1stから?そして、メンバーがわらわらと登場すると興奮も最高潮〜〜〜!!!

んが?始まった曲・・・し・・しらない・・・Σ( ̄∇ ̄;) 今まで数多くのライブに参戦してまいりましたが・・知らない曲がオープニングってのは初めてかも。そう!私が唯一?聴いてないアルバム6th「Shooting At The Sun」の一曲目「Loser」だったのです・・。しかし、来日公演の初日・・んでもって1曲目とは思えないサウンドプロダクションの素晴らしさに感動!そしてなんといっても、Voのダニー坊主・・いや・・ダニー・ボウズの素晴らしすぎる歌唱に悶絶!!続けざまに新譜から「Dirty Dream」が炸裂すると・・ほげ〜〜っとステージ見てた私も遂に始動!!前方では前述(苦笑)の3姉妹が奇妙な70年代風ダンスで盛り上がってましたが・・・わたしゃ、そのミディアムテンポに乗ってただただエアギターに興じておりました。そして・・

「今日は・・なんて素晴らしい日なんだぁぁぁぁ〜〜〜」

みたいなダニーのMCでスタートしたのは当然「What A Beautiful Day」(-_-;)←ベタすぎ?「なんて素晴らしい日なんだ〜〜?」(←もうええって?)とばかりに私も狂喜の表情を持って踊りまくる(笑) ふと気づくと、私の周りには人がいない(-_-;)・・・そんなに避けなくてもいいやんか・・・と悲しくなるもののふと思う・・うん、今日のお客さん・・・みんな整然とお行儀よくノリマクリでしたね!そこがなんかサンダーのライブらしくって嬉しかった!そう!!この会場にいる人はみんな・・メンバー言うところの「TEAM」なんですよね〜〜!だから私も気持ちよくライブを楽しんでいる周りの人たちの邪魔をするつもりは毛頭なしなんです・・ほんと(大汗)

ステージ上では、左利きのルークと右利きのベン・・二人のギタリストの対比が見ててもかっちょいい!二人とも昔に比べるとかな〜〜りメタボリッカーになっちゃってたのが悲しかったけれど(-_-;) そしてそしてドラマーのハリーに関しては・・・彼が太ろうがどうしようが、あのハ○頭とサングラス・・そしてあのキャラが健在ならばOK〜〜〜なのです(笑)

そうこうしているうちにステージ上では、ルークの為にサウスポー仕様のアコースティックギターが・・・。その優しげな音色にのって、ベンのスライドギターが奏でられる・・・。くぅぅぅ〜〜〜1stアルバムのこの曲が今日ここで聴けるとは〜〜〜・・・
 
・・・てな具合で始まったのは「Until My Dying Day」っす。ん〜〜〜途中からヘビーに盛り上がっていく・・まさにブリティッシュテイストプンプンのこの曲大好きなんですよ〜〜。この曲聴くと、ダニーの完璧な歌唱が更に際立つんよね!続くは新譜からのシングル・・「The Devil Made Me Do It」・・このあたりの新旧、そして緩急つけた流れがまたお見事!中盤のパートでは当然歌わせに来るダニー!正直、新譜聴いたのって最近ですし、思い入れと言う点では劣りそうなもんなんですけど・・・サンダーの凄いところは一回聴いただけでもうその曲の中に入り込めてしまうことなんですよ。だからこの曲の中盤の掛け合いにもすんなり参加できる!!うれし〜〜!!ダニーも勢い余って客席に下りてきて前列のファンにマイク向けている!うらやますぃ〜〜!

しかし、私のほんとの発狂っぷりは次の曲で最高潮に(笑)・・・。サンダーのお笑い部長ハリーが軽快にリズムを刻みだすと、当然私の前頭葉が「ピクッ?」と反応する。

・・・このリズムはもしかして・・・・                  ・・・・・いや・・・        
               ・・・・・まさかあの曲はやらんだろ?・・・・           いや・・・やはりこれは?

おおおおお〜〜〜〜〜!!!!!!????

ってな具合にはじまっちゃいました!!そう!スペンサー・デイビス・グループのカバーながら、もうすっかりサンダーの曲としてもおなじみ?「Gimme Some Lovin」じゃがな。先日の私のイベントでもこの曲で大いに盛り上がったわけで、そういう意味でもうれしかったな!当然会場も一気にヒートアップ!ここはダニーが指示するまでもなく、きめの部分ではみんなでジャンプ一番!

「HEY!!」  気持ちえ〜〜〜!あ〜〜なんか幸せ〜〜〜!!

さああこのままイケイケどんどんで参りましょう〜〜!!と勝手に決め付けてる私をあざ笑うかのように・・・ルークが再びゆっくりとアコギをかき鳴らす(-_-;) 「お・おにょれ〜〜どこまでも裏をかく・・」・・・しかし、大好きな曲「Low Life In High Places」だからユルス・・(苦笑)この曲でもダニーの心に染み入るかのような素晴らしい歌唱に聴き入ってたのですが、サビのところ・・・これは意表突かれましたね〜〜。突然客席にマイクを向けるダニー!これには会場もびっくり・・して、固まる・・・と思いきや!!完璧に「ろぉ〜〜〜ライフ!インハイぷれいせ〜〜す♪」と返す!!(無論私もね!)おお〜〜さすが!TEAM!!この完璧な返し技にダニー満足げ!しかしよぉ〜〜この曲のこのキメの部分・・はっきしいってダニーの最大の見せ場なのにそのまんま会場にマイク渡してしまうなんて(-_-;)むぅ〜〜ある意味サンダーらしいというか、おもしろすぎ。そして調子に乗ったダニーはラストのキメの部分も会場に歌わせに来る・・・が、この最後の部分はグダグダで終わってしまって・・・会場もステージも大爆笑(笑)そして、この最後の部分だけなんとやり直し(爆) あ〜〜楽しかった!!

もうすっかり楽しげな会場の雰囲気!「Gimme Some Lovin」で沸騰した雰囲気をバラードで冷ますかと思いきや、違う意味で雰囲気を高めてしまう彼らの恐ろしさですね〜〜!まさにパーティって様相を呈してきたいい雰囲気を新譜の一発目「Robert Johnson's Tombstone」が引継ぎ・・・既にサンダーの定番曲となりつつあるロケンロ〜チューン「You Can't Keep A Good Man Down」がもう一度山場を作り出す!!しかしなんどもいいますが・・・・うまい・・・ほんとうまい・・・うますぎるぞサンダー!!このライブ中ずっと頭の中で感嘆しておりました。技術的なものはもう当然ながら、ファンのコントロールの仕方がほんと職人の域に達してましたね。我々が一緒に歌いたい・・って思えば、ダニ
ーがしっかとマイクを向けてくれるし、ちょっとだれてきたな〜と思えば、しっかり気合入れなおしてくれる・・・。そう、この曲でもお約束ですかね〜〜。「キャ〜ンキ〜プ!グッミ〜ダウン!キャ〜ンキ〜プグッミ〜ダウン!」の合唱が最高に気持ちよかった。そんなお祭りムードも「Fade Into The Sun」と続く「Love Walked In」で小休止したものの、次なる曲のリフとともに再び飲めや歌えやの無礼講に・・(なんでやねん) いやいや、「ほんとシンプルすぎるのになんでこんなに高揚するんだろう」的なイントロ(爆)の「I Love You More Than Rock 'n' Roll 」だぁぁ!!た・・たまらん・・・・( ̄∇ ̄)もう廻りがどうの・・なんて言ってられるかぁ〜〜ってな具合にエンジン再点火(笑)・・ああ・・ますます私の周りから人がいなくなってゆく(-_-;)←ちょびっと寂しかった・・・。ああ〜〜〜その前にやはりこの曲かっちょよすぎるわ〜〜。サビの大合唱も気持ちいいし、何よりもバンドとの一体感を痛切に感じ取れるこの曲・・・ベタやけどこれぞロッケンロ〜ル!!こうして、大盛り上がりの大宴会の如くはっちゃけまくりのライブは一旦幕を閉じ、メンバーも去ってゆく・・・。

そして、大概一人で暴れていたので寂しかった私・・・そそくさと前方へ移動・・・オ−プニング以来その距離を縮められなかった鱒・せ〜こ、さより3姉妹と合流・・再会を喜び合う(笑)  昔はライブなんぞ一人で楽しむもんだ・・と、思ってたけど、どうも最近は大勢で楽しまないと寂しい年頃・・・(-_-;) っつうわけで一気に気が大きくなったこの小心者・・・「ざんだぁぁぁ〜〜!!!」と、異常な掛け声でメンバーを呼び続ける(大汗)するとその心の叫びが通じたのか(通じてないって・・)メンバーがわらわらと登場・・・しかし・・・

ハ○男;ハリーがアコギ抱えてるし(笑) おいおい・・ギター漫談でも始めるんか〜〜?ってな具合で会場からもやんやの喝采!しかしやはり彼はアホですね〜〜・・いやいや、笑いのセンスを心得ております。もう、なんていったらいいのか、間をとるのが最高にうまい!何をやってるわけでもないのに、見てるだけで笑ってしまう・・・そうまさに「間」が絶妙なんですぅ!!・・・って、何を語ってるのだ私は・・・(-_-;)
っつか、ただのギャグやと思ってたらほんとにそのまんま「A Better Man」へなだれ込んじゃったやないの。ハリーにギターパートを奪われたルークはハーモニカ担当・・これがまたうまい!じ〜〜っくりとダニーの素晴らしい歌声に聴き入り・・そしてラストのVoのみの見せ場〜〜!!・・・・やはりこの男が再びしゃしゃり出てきたぁ〜〜〜(笑) ギターを抱えた怪人?みたいな風貌のハリー・・・ドラムセット前に座り込んだほかの4人になんやかんやと突っ込まれながら、再び絶妙の間で笑いを取る・・・(-_-;) そしてハリーが歌いだす


・・・・「I see a Balder man・・・」








Σ( ̄∇ ̄;)


・・・あれ?そこって・・・「I see a Better man・・・」じゃなかったっけ?

ワハハハハハ〜〜〜〜♪もう最高!これぞ英国式ジョーク?っつか、このオチ、サンダーライブではもうおなじみらしいんですけど、おもろすぎる。はい・・「Balder man=(はげ男)」っつうことで・・・・

はい・・もう会場は笑顔、笑顔、笑顔・・・・そしてサンダーは更に加速する。どこかで聴いた乾いたギターサウンド!そしてダニーがコールする!「Tumbling Dice」!!おおお〜〜?ローリングストーンズの名曲ですやん!せっかく、皆に合流したのに、ハリーのすかし芸見せられて肩透かし食らった私もここで再び爆発!エアキースのつもりで(大汗)エアギに興じる私・・・。それを見た脱がし魔せ〜こちゃんにあやうくシャツ剥ぎ取られるところでしたが、そこはなんとか死守(-_-;) ビッグキャットで脱ぎデビューするのはまだ早いって(-_-;) ともか〜〜く!!楽しすぎる!途中の掛け合いでは、客席を二つのパートに分けて異なる歌詞をそれぞれ歌わせて・・・それがまた見事にはまっちゃってもう最高!多分、この曲今日の会場では半分くらいしか知ってる人いなかったかもしれないけれど、それでも完璧に歌わせてしまうところがまた素晴らしいんですよね。ダニーもほんと嬉しそうに「fabulous!」と投げキッス(笑) 興奮した鱒&せ〜こコンビは「坊主〜〜〜」なんてコールしてるし(爆)いや確かにボウズに間違いはないのだが・・・そんなコールしてる輩はおらんって。

そ〜〜して、いよいよライブも佳境!!!!これまたネタ?と思わせるようなハリーとダニーの絡みで会場をヒートアップさせ・・・きましたぁぁぁぁ〜〜〜あのリフが!!!!
はい〜〜〜!!これやってもらわな帰れないっす〜〜「Dirty Love」〜〜〜!!!「ふぅっ!」の掛け声とともにもうほんとKISSのライブばりに紙吹雪の嵐でも巻き起こして欲しいくらいの大盛り上がり!!会場が波打つ・・ステージでもダニーが飛び跳ねる!私も狂いました。み〜〜んな狂ってました!そしてみんなで

「ななな〜〜ななな〜な〜〜♪ななな〜なななな〜なぁ〜〜〜♪」

そしてこのパートの掛け合いが凄まじかった!TEAMが一つになっての大合唱はほんと鳥肌がたちましたよ〜!永遠に叫んでいたかった・・「ななな〜ななな〜〜な〜〜〜」って!同時にサンダーと初めて出会った16年前の東京ドームのシーンまでもがフラッシュバックしてきてもうたまらんかったですね〜〜!そこはまさに祭りの会場??そして悲しいかな祭りは終わりを迎えてしまいました〜〜o(T∇T)o 祭りが楽しければ楽しいほどその虚脱感も凄まじいのだけど、今日は不思議と笑顔しか残らなかったっすね。それがまたサンダーのライブの不思議な魅力なのかもしれませんが。

何度も言いますよ〜〜〜。ほんと彼ら・・・うまい!そしてバンドとそのTEAMが一体となった素晴らしいお祭り空間!!それをを体験できた我々は幸せ者でした〜〜!!

おもしろくて、かっちょよくて、暖かくて・・・・そしてなによりも最高に楽しかった〜〜!!

ただそれだけ・・・・サンダーありがとう〜〜!ああああああ〜〜〜また見たい!!!!!!!!


1.Loser
2.Dirty Dream
3.What A Beautiful Day
4.Until My Dying Day
5.The Devil Made Me Do It
6.Gimme Some Lovin
7.Low Life In High Places
8.Robert Johnson's Tombstone
9.You Can't Keep A Good Man Down
10.Fade Into The Sun
11.Love Walked In
12.I Love You More Than Rock 'n' Roll
-Encore-
13.A Better Man
14.Tumbling Dice
15.Dirty Love