Breaker 1981

アクセプトの3rdアルバムです!世間一般で言われているように、このアルバムこそが・・我々が良く知っている「アクセプトサウンド」のはじまりと言っていいでしょう。へブィ〜メタル〜な・・@Aで幕をあけるという展開はインパクト充分です。特にスピーディ&メタリック&メロディアス・・な、タイトルトラックAは四半世紀がたとうとしている今なお、名曲としての輝きを放ち続けておりますね!

しかし・・ウドの特異なVoスタイルや、バンドが放つ屈強なイメージからすると少々意外ではありますが、結構各曲ヴァラエティにとんでいるんですよね。ロケンロ〜なE、ポップなメロディのG、甘ったる〜〜いバラードのHなんかがそれを象徴しております。初めてHを聴いた時なんて・・「ウドって、こんな声も出せるんだ」なんて思ったものでした(笑)実はこの曲は、ベースのピーターが歌ってるんですね・・。めっちゃ渋い歌声で、切ないメロディのこの曲に見事にマッチしておるんですよ。しかし・・アルバムの中ではみょ〜〜に浮いてますけどね・・(汗)
1. Starlight
2. Breaker★★
3. Run If You Can
4. Can't Stand the Night★★
5. Son of a Bitch
6. Burning
7. Feelings
8. Midnight Highway
9. Breaking Up Again
10. Down and Out
Restless And Wild 1982

そのタイトルの如く突っ走る、ファストナンバー@がまず強力!このアルバムが持つ「メタリック」ってなイメージは全て、この曲の存在によるものなんじゃないでしょうか?正直言いまして・・好きじゃない曲もいくつかあるアルバムなんですが、作品の要の部分に強力チューン(@DGI)が配置されているので、めっちゃ締まった印象を与えてくれるんですよ。

前述の@と対をなすかのようなミディアムテンポのIがまた最高なんですよね。彼らの十八番である重低音コーラス・・・クラシカルなウルフのギター・・いかにもアクセプトらしい緊張感溢れる名曲っす。延々とコーラスが続くラスト・・・いきなりナタでぶった切ったように曲が終わるところなんて・・心憎いじゃ〜〜あ〜りゃしませぬか??(笑)ぞくっとしますぜ。

1. Fast As A Shark★★
2. Restless And Wild
3. Ahead Of The Pack
4. Shake Your Heads
5. Neon Nights★★
6. Get Ready
7. Demon's Night
8. Flash Rockin' Man★★
9. Don't Go Stealing
      My Soul Away
10. Princess Of The Dawn★★
Balls To The Walls 1983

彼らがアメリカ進出を果たす足がかりとなった5TH。ここ日本では、「メタルハート」「ロシアンルーレット」の人気が高いですが、間違いなく・・彼らの代表作は?と聞かれたらこれでしょう!

PVも作られたタイトル曲@の印象そのまんまなんですが、「男」のはなつ体臭・・を感じさせるアルバムですな。・・・なんて事書いたら、女性の方は絶対聴かなさそう(汗)・・・そういや、このアルバムジャケからも・・男を感じとることができますね(大汗)  ウルフのクラシカルギターや、ずしんと硬派な中にもキラリと光る印象的な憂いを含んだメロディ・・・ん〜〜ほんといいアルバムです。忘れちゃいけない・・シンプルながら、思いリズムを叩き出す、ピーター&ステファンのプレイもめちゃめちゃかっこいいですよ。

さっきの「男の体臭」発言でひいてしまった方々には、謹んでラストのIをお贈りしよう(笑)タイトルどおり、冬を感じさせるこの感動的なバラードに涙せよ!ウドのこの哀愁溢れる歌も好きなんですよ。もし私が女性だったら、是非ともウドに、目の前でこの曲歌って欲し・・・・くないか・・・やっぱ(笑)

1. Balls To The Walls★★
2. London Leatherboys★★
3. Fight It Back
4. Head Over Heels
5. Losing More Than
      You've Ever Had★★
6. Love Child★★
7. Turn Me On★★
8. Losers And Winners
9. Guardian Of The Night
10. Winterdreams★★
Metal Heart 1985

ヘビーメタル・・という言葉・・今では当然のように使われておりますが、ほんとにその言葉どおりの音を出す数少ないバンドがアクセプトだと思うのです。この作品では今までのマイナーイメージを脱却しようと、かなりバラエティ豊かな内容になってます。が!!・・・やはりウドが唄う事によって・・んで、あの男を感じさせる重低音コーラスによって、まぎれもないアクセプトアルバムといっていいでしょう!

大胆にもあの「エリーゼのために」のフレーズをまんま導入してしまった・・@は物凄いインパクトありましたね!めちゃめちゃポップなリフとサビが印象的なDのような曲もありますが、個人的にはラストのIがもうさいこ〜〜!大陸的感動を味わえるイントロとその後に続く野太いコーラス!ピン!と背筋を伸ばして聴いてしまいますよ。

ほんと、メタルっていいな!と感じさせてくれる名盤・・・・

1. Metal Heart★★
2. Midnight Mover
3. Up to the Limit
4. Wrong Is Right
5. Screaming for a LoveBite
6. Too High to Get It Right
7. Dogs on Leads
8. Teach Us to Survive
9. Living for Tonite
10. Bound to Fail★★
Russian Roulette 1986

このアルバムを最後にVoのウドが脱退・・・(後で復活しますが・・)個人的にはアクセプトのラストアルバムだと思ってます(この後のアルバムが好きな方・・すんません)。音的には、前作「メタルハート」の延長線上にあり、非常に聴きやすく、メロディを前面に出してます。もっと幅広い音楽性を目指したメンバーと、メタルにこだわり続けるメンバーの意見の相違寸前のなんともいえない緊張感が漂ってくるんですよね〜〜。それが、この唯一無二の音となって現れているのかもしれません。

戦争という一貫したテーマが全体を覆ってますが、それとは関係無しに、ほんと、曲が充実しまくり!軽快に走る@、絡み合うリフとポップなサビがかっこいいA、物凄く重くて緊張感漂うB(途中の時計の音が・・たまらん)、胸をしめつけられるかのような感動的なバラードのC、めちゃかっこいいメタルナンバーD・・・そう!LPでいうA面の充実度は特に凄まじいです。

こんな言い方したら、語弊があるかもしれませぬが・・男ならこれ聴け!と言いたくなってしまいます。ん〜〜まさにヘビーメタル!ウドの金属Voを受け入れられない方はダメなのかもしれないけど、ウドの”歌”も堪能できますよ!

私論としてはアクセプトの最高傑作!といっちゃおう〜〜〜っと

1. T.V. War★★
2. Monsterman★★
3. Russian Roulette★★
4. It's Hard to Find a Way
5. Aiming High★★
6. Heaven Is Hell
7. Another Second to Be
8. Walking in the Shadow
9. Man Enough to Cry
10. Stand Tight★★
Staying A Life 1990

6TH「メタルハート」で、ここ日本でのアクセプト人気が最高潮に達して実現した85年の初来日公演・・・。今では、この公演は伝説として語り継がれておりますが、その時の名古屋公演を収録した「KAIZOKU-BAN」はミニアルバムでした。そして、90年代に入ってから、ようやくフルアルバムとしてリリースされたのがこれです。私にとっては・・なんといっても、大阪公演の音源なのがうれしいところですね。もう名曲のオンパレードなのはもちろんの事、生粋のライブバンドである彼ら・・そのプレイの凄みがひしひしと伝わってくるんですよ!!う〜〜む、それにしても・・この時のライブを見逃したのは・・人生最大の大失態(涙)このアルバム聴いてると、この時の会場の物凄い熱気を感じ取る事ができて、ちょいと悔しかったりして・・(笑)

ただ、それぞれの曲間がぶつっと切れているのが残念・・。あと、このライブをフル収録した2枚組も出ております。やっぱそっちの方も欲しい・・

1. Metal Heart
2. Breaker
3. Screaming for a LoveBite
4. Up To The Limit
5. Living For Tonight
6. Princess Of The Dawn
7. Guitar Solo Wolf
8. Restless And Wild
9. Son Of A Bitch
10. London Leatherboys
11. Love Child
12. Flash Rockin' Man
13. Dogs On Leads
14. Fast As A Shark
15. Balls To The Wall