No Parole From Rock'n Roll 1983

マサ伊藤氏による・・「泣くがいい!声をあげて泣くがいい!」という帯たたきが泣かせるこの作品。ん〜〜まさしく、声をあげて泣きたくなるほどの感涙アルバムです。 レインボウを・・そしてM.S.Gを追い出された傷心の大門警部・・いや(-_-;)・・グラハム・ボネットが結成したこのアルカトラスのこのデビューアルバム!なんといっても、イングヴェイ・マルムスティーンを世の人に知らしめた・・という意味でも重要な作品ですね。

ここで聴けるイングヴェイのプレイ・・・恐らく彼の出してる全ての作品と比較しても最強のプレイを聴かせているんじゃないでしょうか?全世界のリスナーを驚愕させたそのテクニックも見せつつ、良質の楽曲を更に引き立てている部分も多々ありますもんね。そう考えると、イングヴェイが作ったこれらの曲をまとめ上げたという元ニューイングランドのジミー・ウォルドー(Key)とゲイリー・シェア(B)!彼らの「縁の下の・・」的な功績も忘れてはいけません。

当然の如く、グラハムの血管ぶち切れ絶唱スタイルも健在!Cでの「ひろ〜し〜〜〜ま!」の絶唱は未来永劫語られ続けるでしょう(笑)ラストの慟哭バラードIで、延々と「Suffer Me・・」を連発する彼を思うと、涙が止まりませんが・・(-_-;

ともかく、イングヴェイというスーパーギターヒーローを擁しながらも、アルバム全体からギターアルバムという性格が見えてこないのは、単にこれらの楽曲の素晴らしさゆえでしょう!!感涙曲がずらりと並ぶまさに、「奇跡のアルバム」と言い切ってしまいますよ。グラハム&イングヴェイのコンビがこれ一作のみ・・・だったってのも、このアルバムの品格を更に高めているのかもしれませんね。
1. Island in the Sun★★
2. General Hospital
3. Jet to Jet
4. Hiroshima Mon Amour★★
5. Kree Nakoorie★★
6. Incubus
7. Too Young to Die,
     Too Drunk to Live
8. Big Foot
9. Starcarr Lane★★
10. Suffer Me
★★