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1992年発表の彼らの2ND。ニルバーナ、サウンドガーデンと共にシアトル発のオルタナ、グランジブームを巻き起こしたアルバム。まず、アルバム全体を覆うダークな雰囲気、これがいわゆるグランジなのか?まあ、グランジどうこうというのは、はっきり言ってどうでもよろしい・・・このピ〜ンと張り詰めた緊張感はなんなんだ!ただ、質の高いヘビーロックと言っておきましょう!後に、後続のへッポコバンドたちが真似する事によって、このブームは隆盛を極め、そして衰退してゆくんですが、このアルバムのクオリティの高さを前にしては、そんなヘッポコ達はただ尻尾を巻いて逃げるしかな〜い!!
まず、VoのLayneの歌・・何にそんなに怒ってるの?なんで、そんな冷たいの?とでも言いたくなるような冷徹な怒りが、そこにあります。そして、そのVoを更に際立たせるJerryのギター・・・時に荒く、時に内にこもるかのような言いようのない暗さを、奏でてゆきます。この2人がAICの個性を決定づけてますね。
どの曲も、暗く・・そしてけだるい・・・しかし、そこにはさわると切れそうな緊張感が存在し、どの曲もそれぞれ異彩をはなっておるのです。Dなんかは、個人的には90年代の名曲に挙げてもいいくらい。Layneの感情がジワジワァ〜と噴出してます。Iは不協和音がなぜか心地いい。Lは彼らの代表曲で、ひたすらダークな曲調でありながらどこか哀しげなVoが心をわしづかみにします。
彼らって、ニルバーナともサウンドガーデンとも違うもの持ってたような気がします。ブームというのはなんでもそうなんですが、それを作ったバンドというのは、フォロワーたちでは超えられない確固たる個性を持ってるものなんですよねぇ。
しかし、悲しい事に・・・2002年4月、VoだったLayne死去・・・合掌・・ |
1. Them Bones★
2. Dam That River★
3.
Rain When I Die
4. Sickman
5. Rooster★★
6.
Junkhead
7. Dirt★
8. God Smack
9. Hate To
Fail
10. Angry Chair★★
11.
12. Down In A
Hole
13. Would?★★ |
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