Europe 1983

記念すべきヨーロッパのデビューアルバム!当時はそれほど感じなかったのですが、今聴きなおしてみると・・まぁ〜〜なんじゃこのひどい音は・・・。そして、気合入りすぎてかなり危ういJ.テンペストのVo・・・。しか〜〜し、そんなマイナス要素も、笑顔で許せてしまうこの作品・・なんてったって、「超」が15個ほどついてしまいそうな名曲中の名曲・・@Bの存在はあまりにもでかい!特にBなんて、おそらくこの私が80歳のじじぃになって人生を振り返った時・・間違いなく感涙曲10選にはランクインしていることでしょう(笑) 

音楽的スタイルは、すでにこのデビュー作で確立していた彼ら。しかしながら、ところどころに残る芋くささがまた、魅力的なんですよ。このアルバムを、「ダイヤの原石」と例えるのは簡単ですが、原石にしか出せない輝きもあると思うんです。そう考えると、この劣悪な音だからこそのこの作品・・ってな暴論も許されるかな?(汗)

そうそう、ジョン・ノーラムのギタープレイが、もう激しくて美しくて、言うことなし。うん・・やっぱ、彼のプレイはこういった荒削りなハードサウンドでこそ生きますね!このアルバムジャケットもBのイントロのピアノにぴったり!
1. In the Future to Come★★
2. Farewell
3. Seven Doors Hotel★★
4. King Will Return
5. Boyazont
6. Children of This Time
7. Words of Wisdom
8. Paradize Bay
9. Memories
Wings Of Tomorrow 1984

ヨーロッパの2ND。透き通るようなメロディと、HM然とした激しさが見事に融合したデビューアルバムの路線を見事に引き継いでます。更に、前作のマイナス点であった、音質も大幅に改善されて、疑いようもない傑作と相成りました!@のイントロだけで、昇天しそうになりましたよ(笑)激しい曲、インスト、バラード・・・あらゆるタイプの曲が並びますが、どの曲からも、若さゆえの危うさと、堂々たる威厳・・この相反する2つの要素が垣間見れるんですよね。水晶の如き輝きを持ったこの作品、「もう何も言うまい・・これ聴きなはれ」というキャッチコピーつけたいくらいです(笑)

今、聴くからそう思うのかもしれませんが・・・より激しくあろうとするジョンノーラムと、よりポップであろうとするジョーイテンペスト・・この二人の見えない戦いが、このアルバムの高次元の緊張感を生み出しているのかも。次作「Final Contdown」の空前絶後の大ヒットで、一躍ワールドクラスとなった彼らですが、このアルバムで聴けるような北欧印サウンドは影を潜めました。「Final・・」ヒット後、この作品と1stへの愛情がより増した・・・ってファンの方は多いんじゃないでしょうか?古臭い考え方なんですけどね・・・
1. Stormwind★★
2. Scream of Anger★★
3. Open Your Heart
4. Treated Bad Again
5. Aphasia
6. Wings of Tomorrow★★
7. Wasted Time
8. Lyin' Eyes
9. Dreamer★★
10. Dance the Night Away