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LAメタル・・といえば、RATT、モトリークルー等が代表格。しかし、忘れてならないのが、彼らGREAT WHITEです。LAメタル創生期から地道に活動しながら、ごたごた続きで苦労した彼らですが、このアルバムで成功へのきっかけをつかんだといえるのではないでしょうか。
このアルバムでは、まず「徹底的に無駄な音を殺ぎ落とした隙間サウンド」が印象的・・・それだけに、曲の良さ・・同時に、ジャック・ラッセルのブルージーなVoがより際立って伝わってきます。ブルースに根ざした彼のVoは、一言でいうなら・・凄い表現力!!しかも、よくあるねちっこさは微塵も感じられません。そして、マーク・ケンドールのギター・・・特に凄い技を見せびらかす訳でもない彼のスタイルは、言ってしまえば、シンプル・・・Voを前面に出すためのセンスを感じさせます。これは、まさに大人のHR!!御幣があるかもしれないけど、アルバム全体を覆う安心感があるんですよねぇ。過激さを求める方は、聴く必要はなし(笑)
しかしま〜、なんていい曲ばかりなんだろう・・・@〜Cは明るいロックンロール系(でも、明るくなりきれない湿りがあるのも事実・・)、D〜Gは哀愁のメロディが炸裂!!とメリハリも効いていて、何度も繰り返し聴く事ができるでしょう。個人的には哀度100%の後半がたまらない!どの曲も個人的には80年代の名曲。Eのような哀愁漂うバラードを聴くにつれ、J,ラッセルの凄さを再考させられます。
次作でついに成功する彼らですが、LAメタル・・いやHRを語る時にグレイトホワイトの名前があまり出てこない理由が、この落ち着き、安心感だとしたら・・これはもう悲劇ですよ。まずは、バラードだけでも聴くべし・・・で、何も感じなければ、私はもう何も言うまい・・・
ちなみに、Cはスペンサー・デイビス・グループのカバー
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1. She Shakes Me 2. What Do You Do 3. Face The
Day★ 4. Gimme Some Lovin★ 5. Shot In The Dark★★ 6.
Is Anybody There★★ 7. Run Away★★
8. Waiting For Love★★
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