Appetite For Destruction 1987

一体、なんなんだ!?このかっこよさ?この緊張感?というのが、第一印象でした。確かに、音的に新しいわけではないし、その見た目も過去に覚えのあるバンドはいました。しかし、彼らの触れると火傷しそうな・・(なんか古い言い回し)その世界は一種異様でもありましたね。楽曲もしっかり作られているし、そのメロディセンスも他とは一線を画するものがあり、そしてさらに彼らのもつ危なさが加わって、奇跡とも呼べるアルバムを作り出してくれました。「Welcome To The Jungle」「Sweet Child 'O Mine」なんて、BESTインパクトイントロ賞を授与したいくらい!!どの曲も代表曲といっちゃってもいいくらい印象的ですよね。

一瞬のきらめきが絶妙のタイミングで、このアルバムに注がれた感じがします。アクセル=ガンズという方もおられますが、わたしゃ違うと思いますよ〜。アルバムジャケットの5人の骸骨・・・まさに5つのどくろが十字をきってこのアルバムの形を成す。このときの5人こそがこのバンドの基本的なかっこよさを作り上げていたんだな〜とつくづく感じますね。
1. Welcome To The Jungle★★
2. It's So Easy★★
3. Nightrain★★
4. Out Ta Get Me
5. Mr. Brownstone
6. Paradise City★★
7. My Michelle
8. Think About You★★
9. Sweet Child O' Mine
10.You're Crazy
11.Anything Goes
12.Rocket Queen★★
Use Your Illusion T 1991

ほんっと、衝撃的ともとれる凄まじいデビューを飾った彼ら!ミニアルバムを挟んでのこのセカンドアルバムには当然物凄い周囲の期待があるわけで・・みんなその動向を見守っていましたね、当時。そして出てきた新譜・・・みんなひっくり返りました(笑)いや、内容云々の前に・・2枚同時リリースという前代未聞のその行為に。2枚組でなくって、同時リリース・・・。なんて罪な・・って思いましたよ。片方だけ買った人なんているの?という疑問はさておき・・・レビューもやり辛いっつうねん。(-_-;)

2枚同時っつうのもあるんですが、一枚のヴォリュームがまた凄い。んで、曲も長い。正直、リリースされてもう10云年・・まだまともにこの作品と向き合えてない私がいる・・・(-_-;)でも、一言いうなら

スケールでかすぎ!!

いい意味でも悪い意味でも、この感想に帰結します(笑) このヴォリュームですから、当然いろんなタイプの楽曲があるんですけど・・泥臭いロックンロール!そして練りに寝られた楽曲!これらがほんと雑然と放り込まれてるみたいな・・。そこに計算があるのかどうかはわかりませんが、聴き手を放置して好き放題やりました!的なそのアティチュードこそ、ガンズのガンズたる所以なんでしょう。

で、この「そのT」・・中盤以降の泥臭い楽曲のせいか、ちょいと地味に感じるものの・・・大作Iはやはり名曲!!そして危険に満ち満ちたKも最高のかっちょよさっすね!
1. Right Next Door to Hell★★
2. Dust N' Bones
3. Live and Let Die
4. Don't Cry★★
5. Perfect Crime
6. You Ain't the First
7. Bad Obsession
8. Back off Bitch
9. Double Talkin' Jive★★
10. November Rain★★
11. Garden
12. Garden of Eden★★
13. Don't Damn Me
14. Bad Apples
15. Dead Horse
16. Coma★★
Use Your Illusion U 1991

で、その2・・・笑

こちら方が、その1に比べて、聞き易いかもしれませんね。冒頭で延べたスケールのでかさ・・という感想も、ある意味このブルーサイド(?)特にオープニングの@や「november Rain」以上の大作ともいえるJをイメージしておるんですよ!!ディランのカバーのCなんかは「今更感」感じるものの、まさにリングで格闘してるかのようにアドレナリン出まくりのD、ご存知T2の主題歌K、ヒップホップ調のM・・などなど、楽曲もほんとヴァラエティにとんでおりますね。

デビュー作で大成功を納めたバンドって・・・保守的になりそうなもんですが・・う〜〜ん、この自虐的ともとれるこの開き直りはなんなんだろう?1stアルバムで自分たちが作り上げた80’s末期の音楽シーンのトレンドを自ら打ち砕いてしまったかのようなこの作品・・・。やっぱ凄いわ、このバンド。

そして・・・次の展開が期待された以降の作品・・・・


・・・・・・(-_-;)
1. Civil War★★
2. 14 Years
3. Yesterdays
4. Knockin' on Heaven's Door
5. Get in the Ring★★
6. Shotgun Blues
7. Breakdown
8. Pretty Tied Up
9. Locomotive
10. So Fine
11. Estranged★★
12. You Could Be Mine★★
13. Don't Cry
14. My World
Chinese Democracy 2008

ほんとに出た・・・・(-_-;)  私の最初の感想です(笑)

まぁ、リリースまでの経緯云々はもういいでしょう。正直言って、個人的にはガンズの新譜が出ようが出まいが、そんなに興味なかったというか(大汗)数多くのリーク音源も出回っておりましたが、興味ないので全く聴いてなかったし(笑)しか〜し、ほんとにリリースされたとなると聴かずにゃおられない〜(笑)・・ってなわけで全く期待せずに聴き始めたのですが・・・

言うなれば、雑多なイメージの「Use Your Illusion」を、きれいに並べなおしたアルバム・・といえばわかりやすいかもしれませんね。

@のあまりのインパクトのなさに「アクセルやっちゃった〜」とこけたのもつかの間・・A以降のなんと素晴らしきメロディよ!まさか、このアルバムに「アペタイト・・」の残像を期待している人はいないでしょう?やけに洗練されたインダストリアルな雰囲気も持ちつつ、さびあたりで一気に珠玉のメロディを聞かせるあたりはまさに「さすが!」です。ピアノを基調とした曲作りが見えるあたりにスラッシュ不在を感じされられますし、バックの演奏に個性を感じないのはもう仕方ないけど、唯一無比のアクセルの声は色あせることはありませんでしたね。そういう意味でアクセルのソロ・・という考え方も出来るんですが、これだけの作品を前にしちゃったら、それはもう、どうでもいい・・

ほんと長く付き合えそうな名曲が散りばめられた素晴らしい作品ですよ、こりゃ!アクセル・・やっぱただもんじゃなかった(笑)


1. Chinese Democracy
2. Shackler's Revenge★★
3. Better★★
4. Street of Dreams★★
5. If the World
6. There Was a Time
7. Catcher in the Rye★★
8. Scraped
9. Riad N' the Bedouins★★
10. Sorry★★
11. I.R.S.
12. Madagascar
13. This I Love★★
14. Prostitute★★