Nothing's Shocking 1988

その変態的な危ないジャケット以上に、その内容も危ないっす・・・フェイス・ノー・モアやレッチリと並んで、90年代初めのミクスチャーブームを作ったバンドと言われている彼らですが、ここにある音は後続のバンドも真似できませんでしたね。その理由が、Voのペリー・ファレルの孤高の存在感!存在感というより、そのカリスマ性といったほうがいいかも・・・・

そのなんとも言えない
浮遊感漂うつかみ所のないVoは、好き嫌いはっきり分かれるでしょうね。後に、レッチリにも加入するD.ナヴァロのギターはHRに近いのですが・・ペリーが歌うことによって、そのサウンドは独特のものになってしまう!この音が好きになったら最後・・・・いつでもどこでも、ペリーのへたうまなVoが頭から離れなくなるでしょう(笑)なんか、自分の精神が自分自身を離れて・・ふわふわとあてもなくさまよっている・・・そんな錯覚を起させるまさに「あぶな〜い」あるばむなのです。
1. Up the Beach★★
2. Ocean Size
3. Had a Dad★★
4. Ted, Just Admit It...
5. Standing in the Shower...Thinking
6. Summertime Rolls★★
7. Mountain Song
8. Idiots Rule★★
9. Jane Says★★
10. Thank You Boys
Ritual De Lo Habitual 1990

とんでもないインパクトをもって登場した彼ら・・の2ND。その変態的かつ天才的な孤高のサウンドは、ここで更に研ぎ澄まされております・・・・が、もはや我々常人には理解不能の部分もあり(汗)。「なんかわからんけど、凄い!」としか評価のしようがないアルバムかもしれませぬ(笑)っつか、自称「芸術家」であるVoのペリー・ファレルにとって、このアルバムの音世界は・・・このジャケットアート同様・・アート表現のうちの「一つの駒」に過ぎないんでしょうね!

デイブ・ナヴァロの切れまくったギターが最高の@や、デイブ・ナヴァロのスウィングしまくるギターが最高のDだけが、かろうじてHMファンにもアピールするでしょうが、他(特にE以降)は、怪しい世界観に覆われた暗いE・・インド音楽を取り入れたかのようなGをはじめ、もうペリーファレルの独壇場になってますね。当然のごとく発禁になったジャケット(笑)同様・・前作以上に「あぶない」このアルバム・・現実逃避したいあなたにお奨めします(笑)
1. Stop★★
2. No One's Leaving
3. Ain't No Right
4. Obvious
5. Been Caught Stealing★★
6. Three Days
7. Then She Did...
8. Of Course
9. Classic Girl