Uh-Huh 1983

ジョン・クーガー改め、ジョン・クーガー・メレンキャンプの6作目!(後・・本名のジョン・メレンキャンプに変わります) しがないただの田舎ロッカーだった彼ですが、前作「アメリカンフール」が超大ヒット!一躍全米注目の的となったその後に発表されたこのアルバム・・・いや〜〜なんの愛嬌もないシンプルなロックです(笑)ほんとは成功によるプレッシャーなどもあったかもしれませんが、ここで聴ける音からは感じ取れないですね。

シンプルながら、これほどその曲に引き込まれるってのは、無論楽曲のよさありきなんでしょうけど、彼の場合・・聴き手の郷愁を呼び覚ます何か・・を、巧みに曲の中に練りこんでるんですよね・・・。彼自身、それに気づいてないのかもしれませんが。歌詞はかなり深いですよ。それにかなり皮肉も盛り込んでます。

ああ〜〜ほんと心地いい〜〜・・と同時に、なんか涙腺を刺激される〜〜。軽快なロックソングであっても、こんなにちくちくと胸が痛むのはなぜだろう?特にA聴くと、なんか・・自分探しの旅に出たくなります(笑)

次作「Scarecrow」とともに、80年代の傑作アルバムです(私論)

1. Crumblin' Down
2. Pink Houses★★
3. Authority Song★★
4. Warmer Place to Sleep
5. Jackie O
6. Play Guitar
7. Serious Business
8. Lovin' Mother Fo Ya
9. Golden Gates★★
Scarecrow 1985

80’sの企画ものアルバムは死ぬほど発売されてますが、このジョン・メレンキャンプって・・あまり取り上げられない。なんでだぁ〜〜!!・・と、まず吠えてみました(笑)

アメリカ!ってものを色濃く背負ってるミュージシャンといえば、B.スプリングスティーンがまず思い出されますが、このジョンこそ、よりアメリカを反映した音なのでは!?と思いますよ。ブルースと違うところは・・その音に全く力みが感じられない事・・例えるなら・・
アメリカの田舎!の何気ない日常を切り取った音・・とでもいいましょうか?そのタイトル「スケアクロウ(かかし)」からして、もうそのまんまですよね(笑)・・まさに、ジャケ写が全てを語ってる・・・

このアルバム・・全体を覆う哀愁漂うメロディがたまりません。そのハスキーボイスを振り絞る訳でもなく、たんたんと歌うジョン・・・ほんと農機具に囲まれた納屋のそばでギターをかき鳴らす彼の姿を想像してしまいます。・・・・なんか、こう書くとめちゃめちゃ泥臭いカントリー?なんて誤解されそうですね。いやいや、どの曲もほんと聴きやすいですよ〜〜。さらに、彼の歌って心に染みますのですよ。日本人の私でもそう思うのだから、アメリカ人にとってはほんと郷愁を誘う音なのかもしれませんよね!

Bの「Small Town」なんて、80’sの名曲ですよ!ほんと!Jは、彼にしては珍しく露骨に力の入った曲ですね!
1. Rain On The Scarecrow
2. Grandma's Theme
3. Small Town★★
4. Minutes To Memories
5. Lonely Ol' Night★★
6.
The Face Of The Nation★★
7.
Justice And Independence '85
8.
Between A Laugh And A Tear
9. Rumbleseat
10. You've Got To
    Stand For Somethin'
11. R.O.C.K. In The U.S.A.