Gretchen Goes To Nebraska 1989

ほんとに個性的なバンドが次々と現れてきた80年代の終わり・・・このKing's Xもそういったバンド達の一つです。いわゆるミクスチャーのはじまりとされるバンドの一つとして一般的には認識されてるようですが、このアルバム・・そういった狭い認識の中に閉じ込めるには惜しい独自の創造性を内包した名盤です。

ただ、このアルバム、最初は、例えば初めてレッチリやFNM、ジェーンズなんかのミクスチャー元祖バンドたちを初めて聴いた時のようなインパクトはありませんでした(汗)それがこのバンドの可哀想なところでもあるのですが、その音楽性の深さは聞き込むごとに増してくるのですよ〜〜。

でも、このバンドを文章で説明するのは難しいのぉ〜〜(笑)ただ根底に流れているのは70’sブルースハードロックの血?その味付けとして、ファンクなりサザンロックなり民俗音楽といった音楽の要素がセンスよく付け加えられてます。さらにアコースティックな雰囲気もあり〜〜の。しかし・・やっぱ悲しいかな「じみ〜〜」な印象はぬぐいきれません〜〜。Aなんか、めちゃめちゃかっこいいリフが印象的だし、Bのメロディは絶品・・・JもTOP10ヒットになってもおかしくない!他にも摩訶不思議な音階を使用してみたり・・・彼らの非凡な才能を見せ付けてくれているのに!!彼らをミュージシャンズミュージシャンとしか評価できないとしたら、それはそれは悲しいことなのだ〜。・・・・・・歌詞も深いぜ!

1. Out of the Silent Planet
2. Over My Head★★
3. Summerland
4. Everybody Knows a
   Little Bit of Something
5. Difference
6. I'll Never Be the Same
7. Mission
8. Fall on Me★★
9. Pleiades
10. Don't Believe It
11. Send a Message★★
12. Burning Down