Game Over 1986

元アンスラックスのベーシスト、ダン・リルカが結成したバンド。この人、あのS.O.Dにも参加しておられるように、ここでもメタルとハードコアの融合を目指したかのような強烈なサウンドをぶっ放してくれてますよ。どっちかというと、ハードコアよりの音ではありますが、メタルファンが聴いても単純にかっこよいっす!

約30秒のスーパーFASTな曲が2曲あったかと思えば・・7分の大作もあり・・・突然美しく物悲しいアルペジオが出てきたり・・・結構、いろんなことやってますが、散漫な印象になってません。

ぐしゃっとひしゃげた貧相なギターの音やベースの音はまんまハードコアそのものなんですけど、ジョン・コネリーの切れ味抜群のVoがこのバンドを孤高の存在に君臨させているとも言えるのではないでしょうか?彼の、高音を搾り出すかのような・・Voスタイルは、彼らのサウンドに独特の凄い緊張感を生じさせてるんですよ!「そこはもう、コンクリートジャングルの危険な世界」みたいな叩き文句が浮かんできそうな強烈なアルバムです!
1. Life, Suffer, Die
2. Sin★★
3. Cold Steel
4. Betrayal
5. Radiation Sickness
6. Hang the Pope★★
7. After the Holocaust★★
8. Stranded in Hell
9. Nuclear War
10. My America
11. Vengence
★★
12. Brain Death