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ジャケットが全てを象徴しているかのような、狂おしいまでのこの暗黒美・・・・そんなOpethの8thアルバム、いや、作品といった方がしっくりきますね。正直、この凄まじいまでの完成度を前にすれば、ジャンル不要と言うか・・デスだのブラックだの言うのが失礼かも(笑)もちろん、Voミカエルの地の底から響くようなデスボイスは健在ながら、あらゆる情感を静かに表現するクリーンボイスが染み入ります。そして、今作から正式加入したキーボード奏者によるストリングスアレンジが効きまくり!
8曲のうち、半分が10分超の大作なので、全曲通しで聴くのは物凄い集中力を必要としますが、この音この世界にはまったが最後・・不思議とするっと聴けてしまうんです。そして何?この清涼感?(爆) いや、暗黒だろうが邪悪だろうが、美しいものを目の前にすれば爽やかな気分になれるもんなのだよ(反論かも〜ん・・汗) いやいや、この作品・・・目を閉じてじっくり聴きこんでくだされ。なんともいえない荘厳な気分になれるんですよ。そう・・歴史的建造物を前にした時に感じる荘厳さといいますか・・言い方変えれば、瞳の奥に広がる空間美というか・・・。5分にわたる静寂なインストE〜猛り狂うFへの流れなんてまさに究極の空間美なのだ!!
ああ・・「世界」を持ったバンドはすばらしい・・・・ |
1. Ghost Of Perdition★★
2. The Baying Of The Hounds★★
3. Beneath The Mire★
4. Atonement★★
5. Reverie/Harlequin Forest★★
6. Hours Of Wealth
7. The Grand Conjuration★★
8. Isolation Years★ |
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2006年ラウドパークで彼らを見て、以降微妙に気になるバンドだったOPETH。このアルバム聴いて完全に虜になりました。この言葉の乱発はしたくはないのですが・・・んもぉ〜〜「完璧」なのです!!このバンドの価値をどこに見出すかにもよるのでしょうが、曲そのものは当然の如く、アルバム通じての構成から、ジャケットデザインに至るまで一貫してただただ美しい・・・。怒涛のようなブラストビート・・デスヴォーカルさえもが美しく感じるのは何故だろう??そして、この美しさがもたらすもの・・・いわゆるプログレチックな楽曲にもかかわらず聴き手に過分な集中力を求めません。・・・言い換えれば、この作品から押し付け感を全く感じないのですよ。スピーカーからは確かにOPETHの重厚な音が炸裂してはいても、そこに広がる空間はなんともいえずサイレント・・・・。間違いなくメタルでありハードロックなのに「音」を感じない・・・って表現・・変っすか?(笑)
書いててなんか変な方向に進みそうです(爆)うん、OPETHは麻薬ですわ。@以外はかなり長尺な楽曲が並びますが、どの曲にもいわゆるキラーフレーズが存在するのが強みですよね。深遠なバラードCの後半の狂おしいほどに美しいギターソロなんてもう耳を通さず直接心に語りかけてきます・・。
ああ・・聴いていてどうにかなりそう・・なんてアルバム、そうそう出会うことは出来ないでしょう。そういう意味では10年に一枚の傑作・・
(10年ってせこいっすか?(-_-;))
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1. Coil★★
2. Heir Apparent★★
3. The Lotus Eater★★
4. Burden★★
5. Porcelain Heart★★
6. Hessian Peel★
7. Hex Omega★★
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