The Great Radio Controversy 1989

テスラの2NDアルバムです。私の場合、テスラの音は↓のアコ・アルバムで初めて体験したものですから、後追いでこのアルバムを初めて聴いた時は、なんか違和感があったんですよ(汗) HRバンドなのに、このハードなギターサウンドに違和感を覚えてしまうってのも我ながら皮肉・・・。「やはりハードロックバンド!エレキ持たしゃ、こんなに若々しいぞ〜!」・・・そうは問屋は卸しません(笑)音はハードでエネルギッシュには違いないのですが、アルバム全体を覆うこの落ち着きまくった雰囲気は、彼らならでは。@なんかは、ヘビーでかっこいいHRソングなんですが、スライドギター炸裂・渋さ100点のBのような曲が彼らの本領ですね。このバンドを象徴するJ.キースのハスキーボイスいいんだな、また!

中盤、弱冠中だるみのような感じもしますが、後半に来る大感動・・間違いなく名曲と断言できるJがこのアルバムの評価を一気に高めてるともいえますね!渋い渋いと言っても、その楽曲はポップだし聴きやすい・・。確かに華やかさとは無縁なバンドですが、ときたま、無性に聴きたくなるんですよ。ある意味、郷愁をそそる音なのかも?

1. Hang Tough★★
2. Lady Luck
3.
Heaven's Trail (No Way Out)★★
4. Be a Man
5. Lazy Days, Crazy Nights
6. Did It for the Money
7. Yesterdaze Gone
8. Makin' Magic
9. Way It Is
10. Flight to Nowhere
11. Love Song★★
12. Paradise
13. Party's Over

Five Men Acoustical Jam 1990

90年代前半に巻き起こった、アンプラグドブームに一足早く発売されたTeslaのアコースティックライブです。このアルバムが、後のブームを牽引したのかどうかはわかりませんが、当時はかなりインパクトありましたね〜。彼らは、ハードロックバンドではありますが、なんてゆ〜のかな〜・・土くさ〜いロックバンドなので、まったくアコースティックでも違和感ありません。逆に、アコになって光り輝いたJのような曲もあります。
バンドとして、非常にまじめな音を出す彼ら・・ゆえにHRシーンにおいて、今ひとつ押しがきかなかったのが残念でなりません。(特に日本では・・)ほんと、演奏は完璧だし、なによりいい曲作りますもん(ポップだし)・・・そして、ジェフ・キースの搾り出すようなハスキーボイスはTeslaの音をまさに決定付けてます。

このアルバム、Teslaの代表曲に混じって・・・@はグレイトフル・デッド、Cはビートルズ、Dはファイブ・メン・エレクトリカル・バンド、HはCCR、Iはストーンズといった具合にセンスのいいカバー曲が違和感なく溶け込んでいます。そいで、なんといっても・・この会場の雰囲気が
なんともいえぬ暖かさに包まれていて、映像はなくとも、聴いていて非常に心地よいのですよ。全編アコースティックの14曲とはいえ、全然だれないですよ、ほんと!そして、ハイライトはやっぱ名曲のK!!しぜ〜んに会場が一体になっていき、大合唱になる・・・ほんと感動的です。

やっぱ、これ聴くと彼らのライブに行きたくなりますね〜。こういうバンドこそ、日本でもっと認められて欲しかったですね〜。あ!あと同タイトルのビデオもお薦め!内容はほぼ同じですが、メンバーの表情、観客の表情がとても印象的です。こちらまで、自然と表情がほころんできます。

1. Comin' Atcha Live/Truckin'
2. Heaven's Trail (No Way Out)★ 
3. The Way It Is

4. We Can Work It Out★★
5. Signs★★
6. Gettin' Better
7. Before My Eyes
8. Paradise
9. Lodi
10. Mother's Little Helper
11. Modern Day Cowboy
12. Love Song★★
13. Tommy's Down Home
14. Down Fo' Boogie

Psychotic Supper 1991

彼らのスタジオ3作目。アコースティックアルバムの大ヒットもあって、彼らの人気はこの頃がピークだったのかもしれません。個人的に、テスラっていうと、どうしても「渋い」「ブルージー」みたいな、落ち着いたハードロックを聴かせるバンド・・って、イメージ(まさに、アコ・アルバムのイメージ)があったんですが、このアルバム・・なんといっても、前半のインパクトが大なんです。@なんかは、「おお〜〜テスラだ!」ってな(笑)いかにも彼ららしいブルージーなHRなんですが、重厚かつパワー溢れるA〜彼らには珍しいメタリックな疾走曲Bあたりが、このバンドのヘビーメタルな部分をおもいっきり強調してますね。ジェフキースのハスキーヴォイスに耳が行くこのバンドですが、この2曲聴くと、トミーとフランクのツインギターも魅力充分!そして、サビのメロディが軽快なC〜亡きスティーブ・クラークに捧げられた感涙必至のバラードDへ・・・ここまでのメリハリある展開はほんと素晴らしいですよ。

後半は彼らお得意のブルージーなハードロックをメインに聴かせてくれますが、前半のインパクトが強烈なだけに少々テンション落ちるのもまた事実・・・。彼らの2つの顔をくっきりと明確にしたアルバムとしてとらえるべきなのかもしれませんね。

この年の大晦日に来日。素晴らしいライブを見せてくれましたが、それ以降彼らって日本来てないんじゃなかったかな?また見たいぞ!!

1. Change in the Weather
2. Edison's Medicine★★
3. Don't De-Rock Me★★
4. Call It What You Want★★
5. Song & Emotion★★
6. Time
7. Government Personnel
8. Freedom Slaves
9. Had Enough
10. What You Give
11. Stir It Up
12. Can't Stop
13. Toke About It★★