Stay Hungry 1984

多くの方がそうだったものと思われますが・・・このジャケット見て・・このバンド聴くのをためらいました(笑）・・これは、今でいうヴィジュアルバンド・・っていう形容も成り立たないぞぉ・・・・しかし、初めて②を聴いた時・・その風貌とのあまりにもギャップの大きいそのサウンドにずっこけたと同時に虜になったのも確かなのです。そう！ふつう～～～～のポップなロケンロ～～だったのれす(笑）

いや・・ふつ～～の・・という形容は失礼だ！フツ～～以上の素晴らしいクオリティを誇るその楽曲・・そして、その楽曲にのせてぶつけられるメッセージは・・当時の１０代の若者たちに圧倒的な支持をうけたのです。「ヘビーメタルキッズ」という言葉はまさに彼らのファンの代名詞だった・・と言っても過言ではないかもしれませぬ。ほんと、この頃のディー・スナイダーは全世界のメタルキッズの兄貴だったなぁ～～。

MTVブームにも見事に乗った②⑤のPVも、80’ｓの香りプンプンのくだらなさが抱腹絶倒。色んな話題が先行したバンドですが、いい曲作ってましたよ、ほんと！①で頭を振れ！②で歌え！⑤でこぶしを突き上げろ！忘れちゃいけない！美しいバラードの⑥に涙せよ！

1. Stay Hungry★
2. We're Not Gonna Take It★★
3. Burn in Hell
4. Horror-Teria (The Beginning):
　A) Captain Howdy
　B) Street Justice
5. I Wanna Rock★★
6. Price★★
7. Don't Let Me Down★
8. Beast
9. S.M.F.★★
Come Out And Play 1985

「Stay　Hungry」のスーパーヒットを受けての次作！まず、「飛び出すジャケット」に大笑い！ジャケのマンホールがパカッと開くと・・・D.スナイダーが飛び出す・・といういかにもアナログ的なその小細工に狂喜乱舞です(笑）

で・・その内容ですが、相変らずいい曲多いっすね～～。そのストレートなハードロックには好感持てますよね～～！しかし・・なんか前作の成功に気負ったのかどうかは別にして、なんかわざとらしさを感じる部分もあるんすよね～。６０年代にヒットしたのフィル・スペクター・サウンドのカバーである②は彼ららしくてナイス！
なんですが、D.ドッケンがコーラスで参加のバラード、⑦は前作の絶品バラード「Price」と比較しても、いまいち・・・んで、なんとアリス・クーパー＆ブライアン・セッツァー＆ビリージョエル(笑）が参加したロケンロールの⑥には「おいおい！」って感じです～。

豪華絢爛にしようしようという意図があったのかどうかはわかりませんが、その話題性のために肝心のアルバムの本質がぼやけてしまってるような気がするのですよね～。せっかく曲はさすがにどれも平均以上のクオリティを誇っているのに、もったいないっす。前作に比べると・・がつん！とインパクトのある曲がないのが少々残念ではありますね！

1. Come Out and Play★★
2. Leader of the Pack★★
3. You Want What We Got
4. I Believe in Rock & Roll
5. Fire Still Burns
6. Be Chrool to Your Scuel★
7. I Believe in You★
8. Out on the Streets
9. Lookin' Out for Number One
10. Kill or Be Killed★★