Sex & Religion 1993

おなじみ変態ギタリスト・・スティーブ・ヴァイが「バンド」として全編Voをフューチャーして世に送り出したアルバムです!ヴァイのソロアルバムは大抵、ギターインストで、なおかつあの変態Play(汗)が炸裂しまくってますんで、かなりとっつきにくい面もありますよね〜〜。で・・バンドサウンドはどうか?

まず、このVo・・・・デヴィン・タウンゼントという若者がまた凄いんです。無名の若者ながらヴァイと堂々と渡り合い、しかも既にカリスマ的な存在感を身につけてる。もともとデスやインダストリアルが好き・・らしいんですが(笑)内包された怒りを発散させる寸前・・・の強烈な緊張感を持ったVoといえるかもしれません。ヴァイのプレイもバンドアンサンブルを強調しながらも、しっかり変態ぶりもアピール(笑)歌詞の内容等・・宗教的なものが含まれていたりなんかして、重たいテーマを持ったこの作品ですが、はまると大変!的な麻薬的要素を持ってますよ。

テリ−・ボジオとT.Mスティーブンスという物凄いリズム隊がさらにこのアルバムの緊張感を高めていますがそれをさっぴいて、単にのりのよいロックアルバムとしても聴けちゃうところが、なんとも不思議なアルバムなのです。

くどいですが、個人的にはこのアルバムの主役は・・ヴァイではなく、Voのデヴィンだと思うのです。もっと爆裂してもよかったんじゃ・・・


1. An Earth Dweller's Return
2. Here & Now★★
3. In My Dreams With You★★
4. Still My Bleeding Heart

5. Sex & Religion
6. Dirty Black Hole
7. Touching Tongues★★
8. State Of Grace
9. Survive
10. Pig
11. The Road To Mt. Calvary
12.
Down Deep Into The Pain★★
13. Rescue Me Or Bury Me