Trilogy 1986

いんぐ兵衛おむすび・・あ・・いや、イングヴェイの、ソロ3作目です。このアルバムでは、前任のジェフ・スコット・ソートに代わって、マークボールズが歌っておりますが、彼の力強い歌唱さえも脇に追いやってしまうインギ―の主張の強いGプレイ(笑)は、相変わらず炸裂しまくり。(彼にしては抑え目かも・・)とはいえ、クラシカルフレイバー満載の前2作に比べると、よりポップ・・っつか、オーソドックスなHR・HMサウンドを踏襲しており、そういう意味では聴き易いアルバムですよね。

しかし・・な〜〜んか、釈然としないんですよね〜。「曲」というものを、より意識して作られた・・と思われるこれらの楽曲・・・。AメロからBメロへの流れはどれも最高にかっこいいのですが、「サビ」で盛り上りきれない・・・ような気がするんですよ。インギ―にしてみれば、サビはあくまで「Cメロ」であって、それに続くギターソロこそがサビなのか?(笑)それゆえ、ちょっとだけ、欲求不満が残るんですわ。Cのような哀愁のインストが耳に残ってしまうのもそんな理由からかも。@は、最高に大好きなんですけどね。

今聴くと、この枯れたストラトサウンドが、心地いいですね。ジャケットは・・・もう何も言うまい・・・(-.-;)

1. You Don't Remember,
    I'll Never Forget★★
2. Liar
3. Queen in Love
4. Crying★★
5. Fury
6. Fire
7. Magic Mirror
8. Dark Ages
9. Trilogy Suite Op: 5