2006 1/7  グランキューブ大阪



15分の休憩時間、第一部のセットリストを思い出して、メモ取る私(苦笑) ここであることに気づく・・・。1,2曲目は新作から・・うん、これはまぁお約束として・・、3曲目以降ですよ。3曲目から8曲目までの曲を見て・・おや?これって・・・。要するに1stアルバムから6thアルバムまで、順番に一曲ずつやってるんですよね。8〜10曲目までは正直、メドレーみたいなもんですし。これって、わざと規則性を持たせているんかな?その法則に照らし合わせると(笑)この第二部の一曲目は7thアルバム「Train Of Thought」からの曲ってことになるんですが、さてさてどうなる??といいつつ、BGMで流れている「Erotomania」のアコースティックヴァージョンが気になって仕方ない。誰かが、ドリムシをカバーしているんでしょうけど、このアコGヴァージョンのこの曲もなかなかいいな!


そして再び客電が落ち・・第二部の始まりを告げるかのように・・あのイントロが!スポットがベースのジョン・マイアングを照らし出すのと同時にあの重々しいフレーズが弾き出される。おお〜〜「As I Am」!おお〜〜、セットリストの法則にぴたりと符合してるやんけ!「むふふ、今・・この法則に気づいてる奴はおらんやろ・・」と、一人で得意満面の私(苦笑)ところがここで、トラブル発生〜〜〜!手に持っていたジャンパーを席に置こうと思って、体をひねった瞬間・・・Σ( ̄∇ ̄;)!! ・・・左脇ばらに激痛がぁぁ!!いや・・これは結構普段からよくある現象で、しばらくほおっておくと、すぐ元に戻るのですが、ことこの場においては辛い・・・。さらに、なんでかわからんけど・・突然どど〜〜っと寒気が押し寄せてきて・・気分も悪くなってきた(涙)・・この突然の体の変調にビビル・・・で、寒気が過ぎ去ったと思ったら、今度は大量の汗が・・・。いやもう、最悪ですわ。せっかくの「As I Am」そして、次に演奏された「These Walls」は、まったくステージに集中できなかった(涙) が・・着ていたシャツも脱ぎ捨てて、Tシャツ一枚になると幾分気分もよくなってきて、「These Wall」が終わるころには、ほぼ全快(な・・なんじゃそりゃ〜〜汗)

っつうわけで、気を取り直してまいりましょう(笑)・・・SEで、時計の音がカチッ・・カチッ・・と、流れ始めると・・うん、当然あの曲ですよね!新作の中でモットもポップだと言ってもいい、「
I Walk Beside You」だ。私の全快を祝ってくれるかのように(笑)ラブリエの伸びやかなVoが自由自在に舞う・・サビでは無論・・「あいうぉ〜くびさいじゅ〜♪」と、一緒に歌う・・・。さっきの体調の変化はなんだったんだ・・というくらい気分がいい(苦笑)しっかし・・・正直会場のノリ・・・は、いまひとつかな〜〜?ほんと呆然と立ち尽くす・・ってな感じの人が多いっすね。この曲なんかだったらもっと、大ノリになってもいいのに・・。そいで、私のまん前にいた方が・・これが身長190以上はあろうかという大男(笑)この方がまた、微動だにしない。それならまだいいのだけど、たま〜にゆ〜らゆ〜らと横に移動してくれるもんだから・・こっちはステージ見るために、四苦八苦したぜよ〜〜。ま・・それは言っても仕方ないですよね・・(-_-;)

そんないろんな思いもありつつ、CD同様・・不気味な人の話し声ともなんとも言えない・・あのS.Eが曲間をつなぐ・・。そう「
Sacrificed Sons」・・・情感こもったラブリエのVoに酔いしれる・・・が、この曲でぺトルーシのギターにトラブル発生!単なる接触不良っぽかったのですが、彼らにしては珍しい光景でしたね。ギターをバンバン叩いたり、ジャックの部分をごそごそやって必死に対応してるぺトルーシの姿は、素人くさくて微笑ましたかったですよ(笑) 

そしてコンサートはいよいよクライマックスへとなだれ込みます。真っ赤なライトがステージを、そして会場をなんともいえない幻想的な空間に作り変えている・・。ルーデスのペダル・スティールを駆使した「
Octavarium」のイントロがきた〜〜〜!CD以上に念入りに繰り出されるその音は、なんか我々を違う別世界にいざなうかのよう・・。よ〜く目を凝らしてステージ見ると、なんとラブリエさんがミニキーボードをプレイして、ルーデスをサポートしているではないか!むぅぅ〜〜やるなあ・・・。ご存知のように、24分にも及ぶこの曲は、5章からなってるんですが、このイントロに続く1,2章では、ただラブリエの歌に聴き惚れる。そして、激しく転じる3章に突入して初めて会場も息を吹き返す。3章と4章の間の各パートのぶつかり合い・・これがまた凄まじい・・・。もうここらへんは、我々・・ドリームシアターに自由自在に操られているって感じでしたね・・。ほんと彼らの作り出す深遠なる音世界にどっぷり浸かってる・・というか、音空間への旅行を思う存分楽しんでいる・・って感じさえしました。
そして、この曲のハイライト・・・4章最後のラブリエの絶叫!
「Trapped Inside This Octavarium!!」
「Trapped Inside This Octavarium!!」
「Trapped Inside This お〜っくた!ヴァ!り!う〜〜む!」
「トラッ!ピ!インサイッ!ディス!」
「オ〜ック!タ〜!ヴァ!リ!ヨ〜〜〜〜〜〜ゥ!!!!」

もう、たまりまへん・・・ラブリエの情念こもったその絶叫にもうふらふら・・・
そしてその後に来る更なる感動・・・・
ルーデスの荘厳なストリングスとともに、洪水のような感動が押し寄せてくる。両手を挙げてそれを受け止める会場・・・まばゆいばかりの照明・・。ここは天国?(笑)と、思うかのような物凄い瞬間でしたね!!いや〜〜、やっぱこの曲凄い!そして、その感動に酔いしれている我々を尻目に去って行く彼ら・・・。しばらくは、アンコールの手拍子も忘れてしばらく佇んでいましたよ。

我々の手拍子にのって再び現れてくれた彼ら・・おもむろに、ぺトルーシがおなじみすぎるあのフレーズを弾きだす。「
Pull Me Under」だ。前回の「Train Of Thought」ツアー大阪公演では聴けなかったこの曲・・・私にとってはライブで初めて聴くわけで、そりゃもう大興奮ですよ。サビではラブリエが我々にマイクを差し出す。ほかの曲では反応いまいちだった会場も、この曲ではとてつもない大合唱を繰り出す。みんなが両手を掲げて「ぽ〜みあんだ〜!ぽ〜みあんだ〜!」と、叫ぶ様子は感動的でした!そしていつのまにか、曲は「Metropolis」へ・・。う〜〜む、正直・・この曲はフルで聴きたかったけど、この際もうよしとしましょう!

こうして、3時間にも及ぼうかという怒涛のコンサートは幕を閉じたわけあります。最後はメンバーが全員前に出てきての握手大会(笑)前列に殺到する観客・・・。はぁ〜〜濃厚なもの見せてもらったな〜〜。って・・この言葉・・前回の彼らのライブのレポートでも書いてましたよね(汗)何回見ても、彼らのライブにはただただ圧倒されるのみです。ただ、今回は・・今まで以上に、ジョーダン・ルーデスとジェイムズ・ラブリエの見せ場が多かったような気がします。無論、新作「オクタヴァリウム」自体がそうだったので、それも当然なんですけどね。特に、ラブリエの絶好調ぶりが強烈でしたね。こうなると、あの曲も聴きたかった・・あ、あれも聴きたかった・・・ってなるんですよぉ〜。開演が遅れたせいなのか・・なんか、予想よりもライブの時間が短かったような気がしないでもないですけど・・それでも軽く2時間半は演奏していたわけで、彼らのとてつもない集中力には驚かざるを得ません。そして、我々見る側としても、ぞれが全然長く感じないのは、彼らの世界に完璧に入り込んでた証明とも言えるでしょう。

あと、終演後、後ろの席の方が・・「いや〜〜ベストCD聴いてるみたいやったね!」なんてことおっしゃってました。うんうん・・まさにそのとおりの完璧な演奏でしたが、ただ・・・それなら、家で彼らのCD聴くなり、ライブDVD見るなりしてればいい話・・・。やはり、同じ空間で、同じ空気を通じて伝わってくる彼らの圧倒的迫力はライブならではのものなんですよ。それぞれの曲の持つ緊張感や、叙情性といったものを、ダイレクトに伝える技を・・彼らは持っているって事なんですよね。いや〜〜、ほんと、一大ロック劇場を堪能させていただきましたよ。ん〜まんぞく・・・

最後に・・・
奴らはやっぱ人間じゃねぇ〜〜(笑)


Set List

The Root Of All Evil
Panic Attack
After Life
Under A Glass Moon
Caught In A Web
Peruvian Skies
Strange Deja Vu
Solitary Shell
About to Crash(Reprise)
Losing Time/Grand Finale

-Intermission-

As I Am
These Walls
I Walk Beside You
Sacrificed Sons
Octavarium

-encore-

Pull me Under〜Metropolis


そうそう・・・(笑) 
帰り・・会場のロビーで大阪追加公演のチケット売ってました・・。う〜〜む・・と、悩む間もなく・・・ふと気づくと・・そのチケットを買ってほくそえむ自分に気づきました(笑) わはは・・・という訳でまた来週彼らに会えるんだわさ〜〜!!

んで、このライブの興奮冷めやらない状態で・・一人素直に家に帰るのはさびしすぎる・・・というわけで、一人心斎橋へ移動・・・終電なくなるまで、飲んでまひた。とりあえず、行ったロックバーに知り合いがいたので嬉しかったっす。さらに深夜・・・M.ポートノイに会うべく、彼のいきつけの某ロックバーに一人で乗り込むも・・・会えず(涙)・・・・

さてさてさて・・・大阪追加公演はどんなセットリストになるのだろうか?期待は膨らむ・・・。さっそく翌日・・ピンク・フロイドの「狂気」買ってきたのはいうまでもありません(笑)・・・え?いまさら遅いって?(-_-;)・・・



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