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2006 1/15  大阪NHKホール



さあさあ、先週に引き続いての彼らのコンサートです!彼らは同じ都市で2回公演がある場合・・2回目はスペシャルなセットリストを持ってくる・・ってのは、もうDTファンならずともご存知のとおり。前回の「Train・・」ツアーでの大阪追加公演・・・メイデン「Number Of The Beast」のフルカバー!!あれを見逃したのは一生の不覚であった(涙) しかし、今回のツアーでは・・ヨーロッパで、ピンクフロイド「狂気」のフルカバーやってたんですよね。ですから、ピンクフロイドをほとんど知らない私としましては、今回も参戦は断念しておったのです。が・・私は今・・・ここにいる(笑)そう!先週の本公演後・・会場で売ってたチケットをなかば衝動的に買ってしまったのであります。さぁ、この決断は吉と出るか凶と出るか!?巷では、このスペシャルセットに関するさまざまな憶測が飛び回っておりましたね!フロイドの「狂気」?・・メタリカ?オジー?サバス?パープル?ゼップ?クイーン?挙句の果てにはジュ−ダス「ペインキラー」(笑)・・過去のアルバムのセルフカバーという説もあったり・・・もう好き勝手に情報だけが乱舞しておりました。まぁ・・いろいろと自分で予想するだけでもこれがまた楽しいんですよ。ここらへんがまたDTの魅力のひとつなんでしょうね!

ただ・・一点・・問題が・・・。っつか、この大阪追加公演の前に、東京でもスペシャルセットやってる彼ら。公式HP上では、この2公演のスペシャルセットリストは同じになるであろう・・とのことだったので、自分が参戦する前にこの「東京情報」を遮断せねば(笑)もう、この公演は「バクチ」と自分自身思ってるので、ネタバレしてしもうたら・・それはおもしろくない!っつうことで、当日参戦のネット仲間には前もって・・「言うなよ〜〜!」と念押ししときました(笑)さらには、東京公演(13日)後は、DT関連のHPは無論・・極力ネットから遠ざかっていたのであります〜。そして、な〜〜んにも情報なしで望んだこの日・・・Σ( ̄∇ ̄;)・・・あ!!会場で他の人の噂話が偶然耳に飛び込んでくるかも・・・。耳栓買わねば・・・

今回、会場となったNHKホール・・・う〜〜む、私の知る限り・・ここでロックコンサートが開かれるのって初めてなんじゃないかな〜〜?大阪城にも近いこの場所・・・続々集まってくるメタル人間を目にして・・一体何があるんや?と、不思議そうに我々を見る観光客の姿も(苦笑)

16:15・・・・先週と違って(笑)定刻に開場・・・今回参戦の知り合いたちとあ〜だこ〜だと、雑談・・・・・ところが・・・その話の流れで・・・東京情報・・おおよそわかってしまいました(涙)・・・・でも、この期に及んでもまだまだ情報は錯綜している様子・・。実は東京とセット変えてくるかもしれないなどなど、皆・・気が気でない様子でしたよ(笑)なんか、先週の公演とは違うなんともいえない緊張感に包まれてる。先週と違って・・幕がステージを覆ってるのが、期待を持たせるな〜〜〜。


定刻17:00を10分ばかし過ぎたころ・・・先週と同じ「時計仕掛けのオレンジ」のテーマが、流れ始めると、まだ場内暗転してないにもかかわらず立ち上がる!!そして、暗転・・・「In The Name Of God」のアウトロに変わるころに、幕が下ろされる。おお〜〜!!ステージ上に姿を現したのは、三面のスクリーン!!先週の大阪では姿を見せなかったこの演出に早くも心臓が早鐘を打ち出す・・・。そして、そのスクリーンに映しだされた「玉」(笑)そう!アルバム「Octavarium」のジャケの玉が、お互い打ち付けあう映像が流れ始めると、
「The Root Of All Evil」で、ライブスタート!!ありゃ?前回と同じ始まりかい〜!早くも予想を裏切られるものの、前回見せられなかったこのスクリーン演出を大阪のファンに見せてやろう!という、彼らの優しさ・・と、勝手に解釈して納得する(笑) 途中、ラブリエのマイクの音が出なくなるというトラブルも発生して、どうなることやら・・と、気を揉むも・・そこは会場がフォロー!すかさず、「Never Enough」になだれ込む。いや〜〜、今日の会場は盛り上がってるぜ〜〜!!少なくとも、私の周りはもうみんなヘドバン全開で大盛り上がり大会なので、私も前回以上にエキサイティング!(笑) やはり、ライブはこうでなくちゃ!ん??・・・ここで気づいたのですが、なんと!阪神タイガースの片岡選手がドラム叩いてるではないか?(笑)・・あ・・すんません・・・ポートノイが、タイガースのユニフォーム着てた・・ってことで(-_-;) 無論、背番号は「8」(笑)。。。なるほど、オクタヴァリウムとかけてるわけね・・・山田く〜ん、ポートノイさんに座布団あげて〜〜

そして、やっぱしラブリエのVoが凄い!先週のライブレポでも書きましたが、ほんと絶好調!先週の大阪公演の後、福岡、広島、名古屋、東京2回・・と、5回もの過酷なライブを挟んでの今日なんですが、衰えるどころか、ますます伸びやかなその声には、驚かざるを得ませんでしたよ。

「Never Enough」が終わってスクリーンの映像がめまぐるしく動き始める。オクタヴァリウムのジャケにはじまり・・「Train・・」「Six Digrees・・」「Metropolis2」・・といった順番でどんどん歴史をさかのぼっていく・・どこで止まるんだ?・・・1stアルバムの曲か?と、思ったらそれも遡って「1985」の文字へ・・「Majesty」の文字が明滅すると、突然どかん!と、曲がスタート!!・・・・(-_-;)・・・・・う・・・これは、彼らの前身バンド、マジェスティの曲のようだ。・・知らん・・・・っつか、なんてマニアックな選曲なんだ〜〜。彼らの曲はほぼ知ってる・・と、思ってた自分がばかでした(大汗)まだまだ、修行が足らんのぉ〜〜〜。しかし、この
「Another Won」という曲、そのメタルチックなリフと、聴き易いサビが印象的。知らない曲ながら思いっきりノリまくれましたぜ。

そしておもむろに、ぺトルーシがフィードバックを交えた不思議なメロディを奏でる。先週も思ってたんですが、オールバックにしたその風貌といい、なんか一回りごつくなった感があるっす(汗)・・まぁ、それはどうでもいいんですが・・・その彼のギターにマイアングと、ポートノイのファンキーな16ビートが乗っかってくる!おお!
「Just Let me Breathe」だ!スクリーンは無論「Falling Into Infinity」のジャケだ。このハードなファンキービートに身をゆだねる事の、なんと気持ちいいことか!!中盤のルーデス、ぺトルーシ、マイアングのユニゾンプレイに悶絶〜。アルバムでは、この曲に続いては「Anna Lee」というバラードが来るのですが、今日の彼らは一味違う・・・。重厚なリフと、これまた16ビート系のはねるリズムが、これでもか!と、我々を更に煽る煽る・・・「Lie」が来た〜〜!いやいや、予想はしておりましたが、先週とはまったく違うこのセットリスト・・今日は特にノリ重視で来てるみたい・・。サビの「どんて〜〜るみ〜〜♪ゆ〜うぉんれ〜み〜♪」(Don't tell Me, You Wanted me)は大合唱!中盤の重厚リフパートでは、おもくそヘドバン・・・いやいや楽しいのぉ〜〜〜。

ここで、ラブリエのMC・・・・・・「お〜〜さか〜〜盛り上がってるか〜??」「次はアルバムFalling Into Infinity********曲だ〜〜」・・・・すまん・・・・NHK教育の英会話番組で鍛えた私のヒアリング能力でも聞き取れんかった(涙) そしてコールされた曲!
「Raize The Knife」!!・・・ん?知らんぞ、この曲も・・・。ああ!?「Falling・・」からはずされた未発表曲っつうことか!・・・うぐぐ、まだまだ修行がたらんっつう事でお許しくだされ(涙) 会場もこの曲馴染みがないようで、突然休憩タイムと化してましたが(汗)しかし、彼ら自身もマニアっすね〜〜。

と、ここで、ステージに一人残ったルーデスが厳かにプレイし始める。な・・なんだ?これは?彼が鍵盤を弾くたびに、聖歌隊のようなコーラスが・・・。一転神聖なるムードに包まれる会場・・・。しかし、このコード進行・・聴いた事あるぞ・・・。そして、ぺトルーシが心洗われるかのようなクリーントーンでメロディアスなフレーズを奏でる。固唾を呑んで静まり返る会場でしたが、そのぺトルーシのフレーズが聴き覚えのあるメロディに変わったとき・・「おおお〜〜〜〜」と、歓喜のどよめきに・・。私もこの時・・・鳥肌がざわわわわ〜〜〜っと、前身を包み込んでいく感覚にとらわれましたよ。あいや〜〜〜、心の底から聴きたかったこの曲!
「The Spirit Carries On」ですやんか〜〜!たまらんっす〜〜!そして、ラブリエが語りかけるように歌いだす・・・。

「Where did we come from?」....「Why are we here?」...

あかん・・・・泣きそう・・・・
隣の席にいた女性は、もう我慢しきれず手で涙をぬぐっている。ちょ、ちょっと〜、私の涙腺を更に刺激せんといてくれ〜〜。ラブリエの熱唱は、DVD「メトロポリス2000」のこの曲での歌よりも、全然いい!テレサ・トマソンや聖歌隊はこの場所にはいないけれど、同じ空気を伝ってくる感動的なこの曲を、全身で受け止めることの幸せをひしひしと感じる・・。スクリーンに映し出された「流れゆく雲の風景」がまたこの感動を更に増幅させてくれる。そして、後半にかけて盛り上がるぺトルーシのギターソロが、この感動を更に更に増幅させてくれる。

「The Spirit Carries On〜」・・・そう「魂は生き続ける」というこの言葉がずこんずこんと、突き刺さってくる・・・

あかん・・・・やっぱ泣いてもいいですか?(-_-;)・・
そして、ルーデスのピアノがこの曲を締めてしまった・・・・。去り行く彼ら・・・。茫然自失の私・・・。あ、そうか・・・もう一部は終わっちゃったんだ。会場みんなもこの余韻に浸ってるみたいでしたね。この時、先ほどの隣の女性と一瞬目が合ってしまいました。ほんの一瞬ですけどね・・・お互い充血した目をしておりましたが、言葉はなくとも、心が通じ合った瞬間でした
・・・←あ、こりは激しい思い違いね(-_-;)

ともかく、今日のメインであるスペシャルセットはまだこれからですが・・・はっきしいって、わたしゃこれでもう今日の7500円のモトはとった!(笑) 第二部は、どんなセットでもいいぞぉ〜〜〜

さて、トイレ行ってこよ〜〜ε=ε=ε=ε=┏( ̄∇ ̄)┛


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