休憩中・・スクリーンには、蒸気機関車の映像が映し出され・・・和訳すると「次の列車は15分後に到着します」って文字が(笑)その15分がだんだんカウントダウンされていく・・って趣向なのです。ん〜〜なかなかやるわい!
で、インターミッションによる緊張感の途切れもなく・・第二部開始!「Falling・・・」のラストを飾る「Trial Of Tears」だ!あらゆる風景やサイケな映像を映し出すスクリーンの効果は絶大!ステージはほんとセットと呼べるようなものは一切ない、シンプル極まりないものなんですが、このスクリーンの存在が・・物凄く視覚的にアピールしてるんですよね〜〜。あわせるように、この曲もあらゆる展開を見せていきます!が、間奏が長い為、そのたびに奥に引っ込むラブリエ君はちょっとかわいそう(笑)ま・・休憩にはなりますか・・
続く「Caught In A Web」の途中ではおまたせ!ポートノイ、ドラムソロ!!まぁ、ありきたりのドラムソロを一通りやったあと・・いきなり彼が太鼓1つ持って前に出てくる!!ほんと魅せるね、彼は!観客を唸らせたと思ったら、笑わせたり・・・そしてなんと最前列にいた女の子をステージに引っ張り上げると(笑)彼女に太鼓叩かせる始末!最後は3.3.7拍子叩かせて、大盛り上がり(笑)これで終わりかと思いきや、今度は最後列にいた男の子を引っ張り出し、なんと彼のドラムセットに座らせたのであります。これまた3.3.7拍子で締め(爆)しかし、ステージに上がった2人・・一生の思い出になるんでしょうね〜〜いいな〜〜
圧倒的パフォーマンスで観客を圧倒するかと思えば、こういったコミュニケーションもとる・・・ほんとプロフェっショナ〜〜ル!
ここからは驚きの2連発!和やかになった会場を更に喜ばせるかのごとく「Anothe Day」のイントロが〜〜〜!!ひでき!かんげきぃ!っつか、この曲も私にとってはHMベストチューンなのですよ。この曲やってくれたら死んでもいい!!とまではいいませんが(笑)それくらい聴きたかった曲!!サックスパートはルーデスが見事に再現してたし、スクリーンにはこの曲のPVの映像が!ラブリエも情感たっぷりに歌ってくれました〜〜。
すっかり大満足の私ですが、彼らはまだプレゼントを隠し持っていた(笑)・・・今度はな・な・なんと!彼らの1st「When Dream And Day Unite」の1曲目「A Fortune In Lies」だ!彼らといえばラブリエ加入後の「Images・・」からスタートしたような感じをもたれがちですが、忘れちゃいけないこのアルバム!これも密かに名盤なんですよ。プログレとスラッシュが同居したかのようなこの曲・・もちろん今日の観客も良く知ってますよ。それがまた嬉しかったな〜〜。
なんかぼ〜〜ぜん・・っすね。事前に彼らのセットリストの予想を立てたりしたんですが、見事に裏切られ続けてます(笑)むろん、嬉しい誤算ですが。
そしてここからは、「Train・・・」アルバム同様、「Vacant」「Stream Of Conciouness」「In The
Name Of God」の流れで一気にフィナーレへと流れていきます。「Vacant」でのラブリエの歌唱にはほんと感激しましたよ。なんか彼の力不足を指摘する声もちらほら聞きますが、なんのなんの!確かに線は細いかもしれませんが、こういったバラードでの歌いまわし、突き抜けるような高音、どれも完璧でした。
「Stream Of Conciouness」はインストながら、これまた感動的!観客の手拍子がさらにこの曲のグルーブをぐいぐい引き立てていきます。
「In The
Name Of God」はもう既に名曲と言ってもいいんじゃないでしょうか?中盤のラテンのリズムパートでのマイヨングのベースが実に心地いいっす〜〜。ここでも、ペトちゃん、ルーデスの火の出るような掛け合いソロがまた凄まじい!!ラストの「お〜〜〜お〜〜〜お〜〜〜〜〜!」の大合唱ではこの夜初めて、バンドと観客が一緒になって歌った感動的な場面でしたね!!
こうして彼らの第二幕も終わりを告げたのでした。が・・・まだまだ終わりではない〜!そう!あの曲がまだじゃ!
ラストはむろん「Metropolis」・・・名コンセプトアルバム「Metroplis Pt2」のきっかけとなった「Images・・」収録のこの曲!!ほんと神々しいというか、その荘厳ともいえる展開に息を呑む・・・。中盤ではペトがねっころがってギターを弾き、それにあわせてラブリエも寝っころがる・・・なんておもしろいシーンもありました。さすがにマイヨングは照れて、それには参加しませんでしたが(笑)
ほんとこの曲終わった時の大歓声といったら、凄まじかったですよ。このバンドの音の特性として曲中は、そんなにめちゃめちゃ盛り上がる・・って感じでもないのですが(っつか、リズムに追いつけない・・汗)曲が終わった時に巻き起こる喚声が物凄い。これはほんとに見る側が、彼らのパフォーマンスに対して、心から賞賛を送ってる証拠なんですよね。だから、これはもう「ライブ」ではなくまさに「コンサート」という言葉が良く似合う。
メンバーもほんと楽しそうだったし、いい夜でした。時計を見ればなんともう22:00少し前・・15分の休憩を差し引いても約3時間!!そりゃ10分以上の曲も含めて16曲もやったんだから(笑)でも、全然だれなかったすよ。あの15分のインターミッションも実に効果的だったんでしょうね〜〜。
しかし、彼らの有無を言わせぬ演奏力には、わかっていたとはいえ・・・感動ものでしたね。聞く側をねじ伏せるかのような迫力を、まざまざと見せ付けられた気がします。6日前に見たANTHRAXとは全く違った見方をしたこのコンサート・・・つくづく、おなじHMの範疇のバンドでもこれだけ違うものなんだな・・と実感!ヘドバンしまくり・・腕振り上げまくり・・の激しいライブではありませんでしたが、なんか「静かなる衝撃」とでもいうのでしょうか?あとでじわじわ〜〜っと感動が巻き上がってきました。
このコンサートを一言で表すならば・・・濃密!
さらに最後に一言・・・
ほんま、えらいもん見せてもろたわ〜!!
なんか・・後日、更に感動が増してきそうです
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