TRAIN OF THOUGHT TOUR

2004.4.23 大阪厚生年金会館



休憩中・・スクリーンには、蒸気機関車の映像が映し出され・・・和訳すると「次の列車は15分後に到着します」って文字が(笑)その15分がだんだんカウントダウンされていく・・って趣向なのです。ん〜〜なかなかやるわい!

で、インターミッションによる緊張感の途切れもなく・・第二部開始!「Falling・・・」のラストを飾る
「Trial Of Tears」だ!あらゆる風景やサイケな映像を映し出すスクリーンの効果は絶大!ステージはほんとセットと呼べるようなものは一切ない、シンプル極まりないものなんですが、このスクリーンの存在が・・物凄く視覚的にアピールしてるんですよね〜〜。あわせるように、この曲もあらゆる展開を見せていきます!が、間奏が長い為、そのたびに奥に引っ込むラブリエ君はちょっとかわいそう(笑)ま・・休憩にはなりますか・・

続く
「Caught In A Web」の途中ではおまたせ!ポートノイ、ドラムソロ!!まぁ、ありきたりのドラムソロを一通りやったあと・・いきなり彼が太鼓1つ持って前に出てくる!!ほんと魅せるね、彼は!観客を唸らせたと思ったら、笑わせたり・・・そしてなんと最前列にいた女の子をステージに引っ張り上げると(笑)彼女に太鼓叩かせる始末!最後は3.3.7拍子叩かせて、大盛り上がり(笑)これで終わりかと思いきや、今度は最後列にいた男の子を引っ張り出し、なんと彼のドラムセットに座らせたのであります。これまた3.3.7拍子で締め(爆)しかし、ステージに上がった2人・・一生の思い出になるんでしょうね〜〜いいな〜〜
圧倒的パフォーマンスで観客を圧倒するかと思えば、こういったコミュニケーションもとる・・・ほんとプロフェっショナ〜〜ル!

ここからは驚きの2連発!和やかになった会場を更に喜ばせるかのごとく
「Anothe Day」のイントロが〜〜〜!!ひでき!かんげきぃ!っつか、この曲も私にとってはHMベストチューンなのですよ。この曲やってくれたら死んでもいい!!とまではいいませんが(笑)それくらい聴きたかった曲!!サックスパートはルーデスが見事に再現してたし、スクリーンにはこの曲のPVの映像が!ラブリエも情感たっぷりに歌ってくれました〜〜。
すっかり大満足の私ですが、彼らはまだプレゼントを隠し持っていた(笑)・・・今度はな・な・なんと!彼らの1st「When Dream And Day Unite」の1曲目
「A Fortune In Lies」だ!彼らといえばラブリエ加入後の「Images・・」からスタートしたような感じをもたれがちですが、忘れちゃいけないこのアルバム!これも密かに名盤なんですよ。プログレとスラッシュが同居したかのようなこの曲・・もちろん今日の観客も良く知ってますよ。それがまた嬉しかったな〜〜。

なんかぼ〜〜ぜん・・っすね。事前に彼らのセットリストの予想を立てたりしたんですが、見事に裏切られ続けてます(笑)むろん、嬉しい誤算ですが。

そしてここからは、「Train・・・」アルバム同様、
「Vacant」「Stream Of Conciouness」「In The Name Of God」の流れで一気にフィナーレへと流れていきます。「Vacant」でのラブリエの歌唱にはほんと感激しましたよ。なんか彼の力不足を指摘する声もちらほら聞きますが、なんのなんの!確かに線は細いかもしれませんが、こういったバラードでの歌いまわし、突き抜けるような高音、どれも完璧でした。
「Stream Of Conciouness」はインストながら、これまた感動的!観客の手拍子がさらにこの曲のグルーブをぐいぐい引き立てていきます。
「In The Name Of God」はもう既に名曲と言ってもいいんじゃないでしょうか?中盤のラテンのリズムパートでのマイヨングのベースが実に心地いいっす〜〜。ここでも、ペトちゃん、ルーデスの火の出るような掛け合いソロがまた凄まじい!!ラストの「お〜〜〜お〜〜〜お〜〜〜〜〜!」の大合唱ではこの夜初めて、バンドと観客が一緒になって歌った感動的な場面でしたね!!

こうして彼らの第二幕も終わりを告げたのでした。が・・・まだまだ終わりではない〜!そう!あの曲がまだじゃ!
ラストはむろん
「Metropolis」・・・名コンセプトアルバム「Metroplis Pt2」のきっかけとなった「Images・・」収録のこの曲!!ほんと神々しいというか、その荘厳ともいえる展開に息を呑む・・・。中盤ではペトがねっころがってギターを弾き、それにあわせてラブリエも寝っころがる・・・なんておもしろいシーンもありました。さすがにマイヨングは照れて、それには参加しませんでしたが(笑)

ほんとこの曲終わった時の大歓声といったら、凄まじかったですよ。このバンドの音の特性として曲中は、そんなにめちゃめちゃ盛り上がる・・って感じでもないのですが(っつか、リズムに追いつけない・・汗)曲が終わった時に巻き起こる喚声が物凄い。これはほんとに見る側が、彼らのパフォーマンスに対して、心から賞賛を送ってる証拠なんですよね。だから、これはもう「ライブ」ではなくまさに「コンサート」という言葉が良く似合う。

メンバーもほんと楽しそうだったし、いい夜でした。時計を見ればなんともう22:00少し前・・15分の休憩を差し引いても約3時間!!そりゃ10分以上の曲も含めて16曲もやったんだから(笑)でも、全然だれなかったすよ。あの15分のインターミッションも実に効果的だったんでしょうね〜〜。

しかし、彼らの有無を言わせぬ演奏力には、わかっていたとはいえ・・・感動ものでしたね。聞く側をねじ伏せるかのような迫力を、まざまざと見せ付けられた気がします。6日前に見たANTHRAXとは全く違った見方をしたこのコンサート・・・つくづく、おなじHMの範疇のバンドでもこれだけ違うものなんだな・・と実感!ヘドバンしまくり・・腕振り上げまくり・・の激しいライブではありませんでしたが、なんか「静かなる衝撃」とでもいうのでしょうか?あとでじわじわ〜〜っと感動が巻き上がってきました。

このコンサートを一言で表すならば・・・
濃密!

さらに最後に一言・・・
ほんま、えらいもん見せてもろたわ〜!!

なんか・・後日、更に感動が増してきそうです


戦利品

 
このデザインが・・かっこいい!


セットリスト

-Band History Film-
1. As I Am
2. This Dying Soul.
3. The Mirror (Included Jam Session)
4. Beyond This Life
5. Hollow Years
6. War Inside My Head
〜The Test That Stumped Them All
7. Endless Sacrifice
8. Finally Free

・・・・Intermission・・・・

9. Trial Of Tears
10. Caught In A Web 〜Drum Solo
11. Another Day
12. A Fortune In Lies
13. Vacant
14. Stream Of Consciouness
15. In The Name Of God
〜encore〜
16. Metropolis

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