(Big Rock Stage)

最初にラウドパークの開催が発表された時、この15日の面子の中であきらかに異質だったのがこのバンド。14日ならまだしも、コアなバンドが居並ぶこの日の中では絶対浮くだろうな・・・と。逆に言えば、それだけにみんなの注目度も高いようで・・・始まる前からBig Rock Stageには続々と人が集まりだす。そんな私もこのバンドはまだまだ聴きこめてないのでありましたが、シャロン嬢の天使の歌声を聴こうと前のほうに陣取る。心なしか・・私の周りは綺麗なお姉さま系のファンが多い・・様な気がするんですけど〜〜!(うれし〜)ふぅ・・・今日は私にとって一発目のバンドなので、まだ汗臭くなくてよかった(-_-;)

そして、このバンドにぴったりの荘厳かつ重厚なSEがホールを覆い・・・黒ずくめのむさ苦しいバック陣(汗)がステージに現れる。このシーンだけ見ると、他のコア系バンドともまったく違和感なかったのですが、結構引っ張って遂にシャロン嬢が登場すると空気が一変!おおお〜〜〜!純白のドレスを身にまとい・・優雅ないでたちで彼女がステージに姿を現すと、どよめきのような歓声が起こる。彼女が一声歌いだすと、その澄み切った歌声にもう私も含め会場はシャロンの虜に・・・。そして、曲は私の大好きな曲「Stand My Ground」へ!おおお〜〜〜・・・・しっとりとシャロンが歌いだし・・ドラマチックに曲が展開していく・・そのドラマ性を更に高める照明も効果的だ。思わず、サビを一緒に歌おうとするものの・・・・わたし・・声が出ましぇ〜〜ん(号泣) ぅぅ・・これは辛いぞ。・・・いや、隣で彼女の歌に聴き入っている方からすれば、デス声で一緒に歌われたらたまったもんじゃなかったかも。うん、これでいいのだ・・と一人納得する(涙)

しかし、ギター2本にキーボード、ベース、ドラムというにぎやかなバック陣、またゴリゴリのそのサウンドの中にあっても、彼女のVoはまったく埋もれない。バンドの音楽性もあるかもしれないけど、昨日今日を通じて何やってるかわからんようなひどいPAが多かった中で、このサウンドのクリアさは特筆もんでしたね。

「コニチハ〜〜ウィジンテンプテーションデスゥ〜〜」と舌足らずの日本語で挨拶するシャロン嬢がかわゆ〜〜て、かわゆ〜て・・。アンジェラ姐さんには悪いけど、わたしゃもう惚れましたばい。ほんと純白ドレスがよく似合う。そいでもって、意外と激しい動きでステージを右へ左へ移動し、会場を煽るその姿も素敵だ。バンドのPV同様・・少し前かがみになって両手をくねくねと動かしながら、表現力たっぷりに歌う姿はまさに!幕張という戦地に舞い降りたディーヴァ!会場もノリまくるというよりは、聴き入ってるって雰囲気でしたね。それでも、シャロンが、そしてギターの○げ頭のおっさん(苦笑)が会場に手拍子を促したり・・・と、ライブの流れも断ち切らない。うん、お見事!そんなこんなで、いよいよラストの曲・・・「Ice Queen」!「イッショニウタッテクラサ〜〜イ・・カンタンデ〜ス」(笑)のMCと共に、冒頭の「フゥ!」・・・「フゥ!」を歌わせにくるシャロン!もうデス声だろうが、なんだろうが私もこれには参加(汗) いや〜〜この曲も素晴らしい〜〜。彼女の声が一層伸びやかに迫ってくる。彼女の澄み切った歌声が、私の筋肉痛のみならず・・・汚れきった心(大汗)も洗い流してくれるかのようだ。その姿はほんとアイス・クイーン!

こうして鮮烈にWithin Temptationの初来日公演は幕を閉じた訳でありますが、あえてこの日にこのバンドが出演したのは大きかった・・と思いましたね。周りからも「いや〜〜よかった・・・」「また見たいね〜〜」なんて声がそこいらから聞こえてきましたし、いずれあるであろう単独公演にも期待持たせてくれました。それまでに、アルバムも聴いておかないと(大汗)

で・・すっかりシャロンの魅力に取り付かれてしまった私だったのですが・・・・なんとぉ!シャロンとギターの○げ頭のおっさん・・実は夫婦!しかも子供までいる!・・という衝撃の事実を後ほど知らされるハメに(-_-;) こうして、私のささやかな恋心も一瞬にして打ち砕かれたのでありました・・・・(やっぱアンジェラ姐さんの元にかえろ〜)

See Who I Am
Stand My Ground
Jillian(I'd Give My Heart)
Forsaken
Mother Earth
Deceiver Of Fools
Ice Queen





(The Unholy Alliance Stage)

Within Temptationの余韻にぽわ〜〜んとなりながら、BigRock Stageを去ろうとする私・・・、昨日に引き続き参戦のともさんは、会場徘徊するとの事。私も芝生エリアにでも行って、余韻に浸りつつ一服しようか・・と考えていたのですが・・・隣の「The Unholy Alliance Stage」から突如として巻き起こる大歓声!なんだ?・・・「ラムオブゴッド!」「ラムオブゴッド!」「ラムオブゴッド!」と、次のバンドLamb Of Godを呼ぶ観客の大コールにびびる!今・・若い衆の間で大人気のこのバンド・・・シャロン嬢によってすっかり体の疲れもいえた私の目が光る・・・(☆_☆)キラーン!! つう訳でよせばいいのに(汗)今が旬の轟音バンド・・ラム・オブ・ゴッドを見に隣のステージ前へ駆け出す!

正直、このバンドも一曲しか知らない私ではありますが、人を掻き分け前へ進む。しかし、先ほどのウィズィンテンプテーションとは一転、一種異様ともいえる危険な雰囲気に再びびびる。「ラムオブゴッド!」とコールする人々の目には殺気すら感じられる。・・・・怖い、怖すぎる・・・(-_-;) 昨日、アーチエネミーでもアンスラックスでも感じなかったこの恐怖感・・・・。そして怒涛のようなバンドの演奏が始まったと同時にその杞憂は現実のものに!!猛烈なまでの音の津波!!まるでコンクリートの塊をステージ上から乱射されてるようなこの轟音・・・そしてモッシュというより暴動といったほうがいいかもしれないステージ前方。しまった〜〜〜!ここは俺のいる場所じゃない〜〜!と後悔するものの、時既に遅し(゚▽゚;)~。後退もママならないこの状況に、本気で死ぬかと思った。足踏まれ、肘鉄食らい、人が上を飛び、人が横からも突進してくる・・・なんとかかんとかこの修羅場をかいくぐり、文字通り後方に逃げ出した私(涙) 前線ではさっそく、ラム・オブ・ゴッド名物(笑)「ウォール・オブ・デス」も勃発。そりゃもう凄いことになっておりました。

で、そのバンドの演奏・・・演奏云々言う前に音がでかい!!そしてVoがこりゃまった凄い。ステージ上を動き回り、ジャンプしまくり・・狂気以外のなにものでもない咆哮を繰り返す。これはもう、曲知らんでもなんか暴力衝動に駆られそうなものを感じましたよ。で・・・5曲ほど狂気に浸った後・・・あっさりホールを出る(苦笑)


Ruin
Laid To Rest
Walk With Me In Hell
Hourglass
Something To Die For
Blacken The Cursed Sun
Redneck
Black Lanel




休憩タイム・・・・
せっかくシャロン嬢のおかげで、心身の疲れも癒えたのに・・・ラム・オブ・ゴッドでボコボコにされてしまった私(涙)・・・・ふらふらになりながら、外気を吸いに外へ。まだ昼の13:00やん〜〜。という訳で、ともさんやjarakoさん・・そして彼女のお仲間メタラーさんたちと、芝生エリアで一服。こういったダラダラ過ごす時間もまた、こういったフェスならではの楽しみなんですね〜〜。遠くで轟音聞きながら、太陽の下でタバコをふかすことの幸せよ・・・。しかし、他の皆さん・・なんやかんやと音楽の話で盛り上がったおられる。当然私も参加したところだったんですが、声が出ませんのです〜〜(涙)これって結構辛いんですよね。無口な人間ならいいのかもしれんけど、そこは関西人・・・・話題に入りたい〜〜!しゃべりたい〜!!この時、思いました・・・。しゃべりを失った関西人は死んだも同然・・・(-_-;) しゃべりたいのに、しゃべれない・・・この辛さといったら、体験してみないとわからない。
ここで、気を取り直し・・昼食をとることにする。昨日、一人ぼっちの昼食はさびしかったので(汗)今日はともさんと昼食タイム。そういえば、私が昨日食ったのが塩豚丼・・ともさんに至ってはカレー・・という至ってスタンダードなもの(笑)せっかくのお祭りなんだから、今日は冒険しましょう!というともさんのご提案を素直に受け入れ・・いかにも怪しげなトルコ産のケパプライス(?)を食うことに。(右図) しかし、意外やこれがうまかった!あ・・今日はメイドさんのエンジェルバーには近づいてないっす(-_-;) ぅぅ・・腹も落ち着いたし・・ということで、ここでともさんと別れてわたしゃ場内散策(またかい!) ここで、各ブースについて羅列してみましょうか。まず、楽器メーカーブース・・主だったものとしては、ESP、YAMAHA、あとTAMAだっけ?私は遭遇してませんが、結構出演ミュージシャンも立ち寄ってたそうです。
あと、昨日紹介した映画「メタルヘッドバンガーズジャーニー」のブースもあり。階下へ降りると、食事ブースと向かい合うように、「クリエイティブマン」ブース、「MTV」ブース」、あと今回
数多く出演バンドを出している「ロードランナー」をはじめとするいろんなレーベルのブースなんかもありましたね。で、各ブースでいろいろとバンドのサイン会なども頻繁にやってましたよ。まぁそのへん、私は余り興味なかったのですが・・。それよりも私が興味を示したもの・・っつか、甘いもの好きの私・・・こういうお祭りになるとやはりソフトクリームが食いたくなる(大汗)
っつう訳で購入・・・・。で、ソフトクリームをべ〜ろべろ舐めながら、ふ〜らふらしてたら、その姿をともさんに発見されてしまいましたがな。これはちと恥ずかしかった(-_-;) でも、人が食ってるものは食いたくなるのでしょうか・・・吸い寄せられるようにソフトクリーム売り場の列に並ぶともさん・・・おお!同志よ(笑)
こうして、おっさん2人(失礼・・)べ〜ろべろとソフトクリームを舐めながら、次に登場予定のマストドンを見るべく「The Unholy Alliance Stage」へ向かう。っつか、緊張感なさすぎなんですけど〜((-_-;)

いや、お祭りなんだから、これでいいのだ!




(The Unholy Alliance Stage)

マストドン、はい・・このバンドも2曲しか知りまへん(-_-;) でも、その2曲から察するに、ただのラウド系バンドではなさそうだ。プログレ・・とまではいかないにせよ、その複雑に展開していく曲はなかなか興味深いものがある。そして、大爆音でもって・・一曲目「Iron Tusk」が炸裂!おお〜〜!いきなりの数少ない知ってる曲に喜ぶ私。自然と体が動く!ドンシャリ系の・・耳に突き刺さるようなギターサウンドが多い昨今のラウド系バンドと違って、レスポール特有の中域重視のギターサウンドが特徴的な彼ら。極論言うとなんか、70年代的ですらあるんですよね。それでいて超攻撃的・・というほんと個性的なバンド。まぁそのZZTOP予備軍とでも言うべき、ひげ面のおっさん4人の風貌は・・・メンクイ女性ファンには決してうけないでしょうけど(-_-;) で、私なんですが、後方でそのサウンドに引き込まれつつも、まったりと見ておったのですが、な〜〜んかやはり疲れてきた。心地いいサウンドではあるもののやっぱ知らん曲が連発されると集中力も落ちてくるんです。いつしか、後方で座り込み・・・巨大モニターにてマストドンを観戦(汗) でもこれもまたいいもんやね〜〜。しかし、その緊張感のなさはエスカレート!いつしか・・・周りの人同様、遂にゴロンと横になってしも〜た。家でTVを見ているかのごとく、片肘立ててモニター観戦(大汗) でもこれもまたフェスの楽しみ方!これがまたいいもんやね〜〜〜。しかししかし、その緊張感のなさは更に更にエスカレート!!

え〜っと・・・・・                         (−−)zzz.。ooOO○ ・・・・・ 

はぅ?Σ( ̄∇ ̄;) ・・・いつしか爆睡〜〜〜〜!!大失態〜〜〜!!ぼけ〜〜っとした頭でステージに目をやると・・・ああ〜〜〜メンバーが去っていくではないか(-_-;) いつの間にか終わっとる・・・・。まさに先ほどの緊張感のなさを具現化してしまったではないか。我ながら、あほだ。

でも・・まぁこれもまたフェスの醍醐味ってやつですわ・・わはははは・・・・・はは・・はぁ〜〜(-_-;)・・あえなくマストドン終了〜涙


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