(Big Rock Stage)

マストドンで、休養充分の私(大汗)・・・・時計見ると15:30か〜〜〜。さてさて、ここからが大変です。次のHATEBREEDからラストのSLAYERまではもうノンストップの真剣勝負だ!もう・・メシもいらん・・会場散策なんてもってのほか!!さあて、行くぜ!とばかりに、BIGROCKStageへ!
で、このヘイトブリードなんですが、このバンドも正直そんなに知ってるバンドではない。でも、少し前に聴いた何曲かに一気にはまってしまいました。一言で言えば、メタルコア・・なんかな?パンテラ直系とも言うべき、その屈強なサウンドはライブではきっと物凄い威力を発揮するに違いない。んでもって、お客さんも怖そう(-_-;)・・・ステージやや後ろという、ある意味もっともアクティブな位置に陣取ってしまった私の周りには既に「ヤル気満々」な人々が柔軟体操しながら集まってくる(苦笑) こ、これは、ラムオブゴッドの二の舞になるような予感。

で、一発目からきた〜〜〜!ニューアルバム収録で、PVにもなった「Defeatist」!!いきなりのハイスピードチューン・・・サビの「ハイ!」「ハイ!」というシンガロングと共に、会場も予想通りの狂乱状態でいきなりサークルピットも出現!昨日のアンスラックスでサークルピットの魔力にすっかり取り付かれてしまった私・・・さっそくイソイソとその輪に加わる(笑) それにしても、このバンドの曲・・・予想通りライブで聴くとなおいっそう凄まじい・・。のりやすい・・って言ってしまえばそれまでなんですが、その前ノリのリズム・・切れ味抜群のGリフ・・そして、バンドと会場が一体となるシンガロング!半分くらいが知らない曲でしたが(汗)沸き上がるこの感情をもう押さえつけることが出来ない。もうただただ、首を振り、腕を振り上げ、そして廻る私(笑)

そしてVoのジェイミー・ジャスタっすよ。いつものように、短パンにTシャツ・・そしてキャップを被ったそのいでたちは、その辺にいるただの兄ちゃん(苦笑)・・・しかし、その求心力は凄かったですね。ステージ上を右へ左へ忙しく走り回り・・その野太い咆哮でもって、会場をあおるそのお姿は、まさにモッシャーたちの兄貴分!彼が「ジャンプ!」と一声かけると、会場が一体となって上下する・・彼が腕を高々と上げると、会場もそれに習う。ん〜〜兄貴〜〜!かっこいいぜ!

小気味よく次から次へと繰り出される彼らの楽曲・・私の大好きな曲「To The Threshold」では飛びまくり!続く彼らの定番「This Is Now」では、「ディ〜スイズナウ!」「ナ〜〜ウ!」のシンガロングが最高に気持ちいい!最初、危惧してた恐怖感はまったくない。無論、私の周りは狂ったように腕を振り回し暴れたおす面々ばっか・・回し蹴り野郎まで登場・・・んでモッシュサークル・・・。おおよそ「危険」とされるライブ風景は全て出揃ってた感もあるんですが、なんかみょ〜〜な一体感があって気持ちよかったですね。んで、意外やこのヴァイオレンス軍団・・人を気遣う気持ちも決して忘れてない(笑) 私がこけた時も(恥)2.3人でよってたかってすぐ抱き起こしてくれたし・・んで、誰かの靴紐がほどけてそれを結びなおしてる間には、自然と4人ほどでその人の周りを防御!モッシュサークルがうまく廻るように、交通整理する人(笑)・・デンジャラスゾーンの中でのちょっとした暖かみを感じた瞬間でした。無論、大人しくライブ観戦したい人にとっては迷惑この上ない軍団なんですが・・(苦笑)

そんなスポーツ的な爽やかな汗を流しながら・・ヘイトブリードのライブもいよいよ終わりに近づいている。ジェイミーがアカペラで歌いだす(叫ぶ?)「Now! In The Dark!!・・・」そう!ラストはもうこの曲しかないでしょう!「I Will Be Heard」!この時の会場の盛り上がりはそりゃ凄かった・・・。もうお約束の・・
ダダダダダ!「アイ!」ダダダダダ!「ウィル!」ダダダダダ!「ビ〜!」「アイウィビハ〜〜〜!」ダダダダダ!「アイ!」ダダダダダ!「ウィル!」ダダダダダ!「ビ〜!」「アイウィビハ〜〜〜!」のシンガロングは永遠に続けていたかったな〜。そして、去っていくメンバーたち。燃え尽きた会場・・・・ガッツポーズしながら、知らないもの同士抱き合うシーンも見られましたね。私も見ず知らずの人と熱く抱擁(笑) いやいやハードながらいろんな意味で気持ちいいライブでした!

ただやっぱ・・この体力の消耗度はいかんともしがたいの〜〜。後に出てくるバンドのこと考えると、ある程度セーブも必要だったのかもしれんけど・・・それは無理な注文だわ〜(笑) へ?・・・次?・・・インフレイムス??おいおい〜〜〜忙しすぎる・・・・休む時間クレ〜〜〜(涙)

Defeatist
Before Dishonor
Tear It Down
Mind Overall
Smash Your Enemies
Destroy Everything
Under The Knife
To The Threshold
This Is Now
Spitting Venom
Last Breath
Beholder Of Justice
Straight To Your Face
Proven
Perseverance
Live For This
I Will Be Heard




 


(The Unholy Alliance Stage)

と、いいつつ・・・休む間なんか与えてくれないのがLOUDPARK・・・。そのまま隣の「The Unholy Alliance Stage」に移動すると、既にインフレイムスの準備はほぼ整ってる。バックドロップにデン!と掲げられたモンスターの絵図に失笑。インフレイムスのキャラ・・になってるあの安っぽいモンスターっすよ(笑)あれって、一体なんなんだろ?ファンの方、教えてください・・・。で、そのインフレイムスですが・・恥ずかしながら私、ほんの3ヶ月くらい前までこのバンドで知ってる曲といえば、あの名曲「Episode666」のみ・・という体たらくだったんです(-_-;) でも、誰もが絶賛してたニューアルバム聴いてぶっ飛びましたね!あっという間にはまりました!なんで、こんな素晴らしいバンドを今まで放置してたんだろ〜か・・と、激しく後悔しましたよ。前のアルバムも何枚か聴いたものの、あきらかに予習不足。是非、今日はニューアルバム中心のセットでお願いしたい!

が、そんな私の願いもむなしく・・・オープニングからして知らん曲(涙) おまけに例によってこのバンドもPA音わるぅ〜〜〜。もしかして前のヘイトブリードで耳やられたのか?こっちのステージに来たのがかなり遅れたので、後方で観戦してたのですが、それでも物凄い轟音が私を襲う・・。そして2曲目きました〜!ニューアルバムの2曲目を飾る「Leeches」だ!モダンさとヘビネスが融合したこの曲・・・アンダースの咆哮と、イェスパー&ビョーンのゴリゴリギターが凄まじいものの、この劣悪なPAのおかげで何やってるかよくわからん(涙) それでもインフレイムスらしいメロディックなサビの部分が、ええのぉ〜〜!さあ!ここからいくぜ!と、根拠のない気合(苦笑)入れて、前に少し進むが、こっからまぁ〜〜見事に知らない曲のオンパレード〜〜(号泣) 例えば、ヘイトブリードなんかは知らない曲でもそのメリハリある曲でもって、ノリまくれたんですが、インフレイムスのような複雑でメロディアスな楽曲はやはり知らないと辛いものがある・・。う〜〜む、徐々に集中力が落ちていく・・・。無論、前方の熱心なファンの方々は大喜びで暴れまくり・・う、うらやましい(-_-;)

ステージ上では、白いシャツにネクタイ・・という今ひとつ、つかみ所のないナリ(笑)のアンダースが自慢のドレッドヘアを振り乱してる!そう!生粋のインフレファンなら涙流して喜ぶ風景がそこにあるんです!私ですか?最後方でヘドバンしてたものの、いつの間にかそのまま食事ブースへ((-_-;)

そしてフランクフルト購入(おいおい・・) で、ふらふらと遠めでインフレイムスのステージを楽しんでました。ここで、私の目の前をす〜っと通り過ぎていくガイジンに目が行く。女性?とも思えるまっ白な肌・・・ひょろひょろの細い体の金髪イケ面・・・おおおお!!!????

ヨ・・ヨンさまぁぁ〜〜〜!!!

そう!UltimateStageに後ほど出演予定・・NEGATIVEのVo、ヨンネ・アーロンだ〜!今からサイン会に行く途中のようでしたが、「ヨンネ〜〜!」と私が声かけると振り向いて、にやりと手を挙げてくれました。むふふ、あの微笑に女性はイチコロなんやろうね。私も今度真似してみよう・・・( ̄. ̄;)

おっと、ヨンさまのことはいいや(苦笑)・・それにしても、インフレファンの方からすれば、フランクフルトほおばりながら、ライブ観戦してる私って許せないのかもしれませぬが、まぁこれも祭り・・ということでお許しを!・・そして突如として奏でられた物悲しげなギターのアルペジオ反応〜〜〜!!おお!「Come Clarity」〜!ニューアルバム収録の素晴らしいバラードだ!喘ぐように・・振り絞るように歌うアンダースの歌唱が、そしてむせび泣くようなイェスパーのギターソロが素晴らしい。ようやく、インフレイムスのライブに入り込んでいく感覚を覚え始める私。フランクフルトなんか食ってる場合じゃねぇ〜〜よ、とばかりに一曲あけて「Take This Life」が演奏しはじめられると、すかさず前方へダッシュ〜・・んでもって、物凄いブラストビートにあわせて狂ったようにヘドバンじゃ〜〜!サビでは「テイクディスラ〜イ!」・・そしてまたまたヘドバン!!さぁ!そろそろラストやろ??終わりよければ全て良し!さぁ来てくれ!!「EPISODE666」!!・・・という私の願いもむなしくラストも知らん曲。あれ〜〜??なんで「Episode666」やってくれんのさ(-_-;) こうして、私にとっての初インフレライブは、実質「Take This Life」のみで終わってしまいました(大汗)

ん〜〜不完全燃焼〜〜。今日のセットリストはどっちかというと、コアなファン向け・・だったのかな?まぁ、「Take This Life」でぶっ飛べたのでまだよしとしないといかんのですが、行き場を失った私のこの感情は、どこにぶつければいい?よし・・次のKsEに残しておこう!

Pinball Map
Leeches
Cloud Connected
Trigger
Behind Space
Jotun
Resin
Only For The Weak
Graveland
Come Clarity
Quiet Place
Take This Life
My Sweet Shadow



 


(Big Rock Stage)

まぁ、実はインフレイムスのラストの曲の時点で、わたしゃ既に「BigRock Stage」へ来ておりまして、次のキルスイッチ・エンゲイジに備えていた訳であります。さぁさぁ、そのKsE・・私にとっては、この15日のメンツの中ではスレイヤーに次ぐ重要なバンド!2年半前に「Extreme The Dojo」で偶然見たときは、まだ名前すら知らなかったこのバンド、思えばこれだけKsEを好きになったのもあのライブがきっかけだったんだな・・・。ちなみに、私の陣取った場所はステージ正面の花道横あたり。このバンドはモッシュせずにひたすらヘドバン&シンガロングで対抗するのだ!!と心に誓うも、この場所が後で幸運をもたらそうとは・・。

アルバム「The End Of Heartache」の一曲目「A Bid Farewell」幕を開けた彼らのライブ・・・そのゴリゴリとした重いリズムに乗ってしょっぱなからVoのハワードのスクリームが会場をびびらせる。そして、ぐわお〜〜んと盛り上がって、メロウなサビのリフレインへ!「I Will Be Farewell〜〜〜」は当然のように、会場へマイクを向けるハワード・・・答える会場!しょっぱなからの感動的なこの光景に鳥肌が立つ〜!彼らの曲って、猛烈なまでのゴリゴリのリフ&スクリーム・・そして、めちゃめちゃメロウなサビのメロディ・・この相反する2つの要素が見事にはまってる。だから、会場もモッシュする奴、ただ暴れる奴、ヘドバンする奴・・ほんといろいろ(笑)そしてサビではみんなして両手挙げて大合唱!彼らの曲と同じく、客のノリもメッチャメリハリがあっていい雰囲気じゃった。

メンバーの動きも活発だ。褐色の巨人(笑)ハワード・ジョーンズはそのでかい体を揺らしながらシャウトし・・そして会場を包み込むかのような見事な「歌」を歌い上げる。なんか全てにおいて余裕あるんですよね。サビの大合唱がきまった後にファンに向けるその目のなんと優しげなことか!ギターのジョエル、ベースのマイクは以前見たときより、髪が伸びててまさにメタラーの風貌に変わってる。おなじみ・・マイクの高々とベースを上げるポーズがやけにかっこいい・・。そして問題の(苦笑)もう一人のギタリスト、アダム・・・。ま〜〜相変わらずアホですね、こいつは・・。おおよそメタラーどころかロッカーにも見えないあの格好よ・・・。黒の短パン、赤のタンクトップ・・そしてとどめに白いヘアバンド(笑)日曜日の朝、公園でジョギングに励むこんなおっさん・・いっぱいおるぞ(汗) まさに見た目は凸凹なこのバンドがこんな感動的なライブやるんだからおもしろいもんですな。

もうすぐ発売になる新譜からの曲も演奏してくれたけれど、他はもうKsEのヒットパレード的セットリスト!特に
「Rose Of Sharyn」での盛り上がりは凄かった!私ももう我を忘れてヘッドバンギング!そして、完全に死んでる喉を振り絞ってサビの合唱にも参加!(声、裏返りまくりでしたが・・)もうKsEのライブにおいては、おもいっきりメタルスタイルで盛り上がった方がいいっしょ!やっぱ、このバンドのように一緒に歌えるパートがあると、ライブの一体感を感じれるからいいんっすよね。「Take This Oath」では、アダムもその強烈なデス声でハワードをサポート(笑)そして、彼らの名曲ともいうべき「My Last Serenade」が演奏されはじめると、いよいよライブもクライマックスを迎えていることがわかる。KsEのメタリック&メロウな曲を象徴するかのようなこの曲・・さすがに会場もみんなよく知ってますね〜。「This Is!マイラスト〜〜セ〜レ〜ナ〜〜デ〜〜!」の大合唱に再び震えるほどの感動を覚える・・・。

と、ここで、Voのハワードが誰かを呼んでる・・・。その求めに応じて3人の男たちがステージ上へ・・・。誰や?こいつら・・。どうやら、UNEARTHのメンバーみたいですが、もう一人のフード被った怪しげな男が誰か分からない・・・ん??・・見たことのあるそのひげ面・・。あれ〜〜?アンダースさんじゃありません?(笑)ついさっきまで隣のステージで暴れていたアンダースさん??すっかりリラックスしちゃってまぁ(笑)・・・。そんな彼らを迎えていよいよラストの曲が・・・。無論もう残ってる曲はこれしかない!「The End Of Heartache」!印象的なギターのアルペジオが奏でられると、天空に腕を突き上げるしかない!その音を全身で受け止め、一緒に叫ぶ・・・。ハワードの太く伸びやかなVoも一層劇的に迫ってくる。あ〜〜幸せだ〜〜!

そしていよいよ曲がエンディングに差し掛かったそのとき、あのアホギタリスト・・アダムが突然ステージを飛び降り、中央の花道を猛然とダッシュ! 私のすぐ横をそのルパン三世もどきが駆け抜けてゆく(笑) で、それをステージ上から見てたハワード・・・アダムだけに美味しい思いはさせない!とばかりに、彼もステージを降りてこっちに走ってきた〜〜。そしてなんとぉ!私めがけて突進してきたのであります(!!)殺到する観客・・。うぐぐ・・ぐるじぃ〜〜(涙)押し寄せる客とハワードの巨体に挟まれて死にそうになったぜよ〜。でも、彼のつるつるのハ○頭を思いっきりナデナデできたのは収穫でした(笑)

そんな大盛り上がりでKsEのライブも終了!!ネガティブな意見言うと、これまた音悪かったですね。サビでしっかり歌を聞かせる彼らのようなバンドにとってこれは辛いものがありましたが、それをフォローするかのような会場の大合唱が感動的ないいライブでした。そしてハワードも、その揺ぎない実力、そしてフロントマンとしての風格をイヤッちゅうほど見せ付けてくれましたね。なんか、このバンドって・・何回も日本来てるみたいだけどフェスでの来日ばかりなんじゃなかろうか?そろそろ単独・・やってもいいんじゃないっすかね〜。KsEファンばかりのライブだったら、あの感動的な大合唱も更に凄まじいはず!期待しときます!
 

A Bid Farewell
Fixation On The Darkness
When Darkness Falls
Daylight Dies(新曲)
Breathe Life
Rose Of Sharyn
This Fire Burns
Take This Oath
Life To Lifeless
My Last Serenade
The End Of Heartache



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