帝王・・スレイヤー!そのライブを初めて体験したのが、今年と同じく幕張で行われた2006年のラウドパーク!(参照)その超ド級のライブの凄まじさはもう言うに及ばずだったのですが・・個人的には不完全燃焼だったのですよ。ラウドパーク2日目のトリということで大阪への帰りのバスの時間もあり・・後方での観戦を強いられ・・挙句の果てには途中抜け(-_-;)なんと名曲「Angel
Of Death」聴けなかった(T-T)
そして今年2009年・・再び帝王がラウドパークにてやってくることと相成りました!他にもプリースト、メガデス、アンスラックスなどなど、私にとってのマストなバンドと共に・・・。っつか、まぁ〜〜行けませんでしたぁぁぁけどぉぉ〜〜〜(T-T)
ってなわけで、せ〜め〜て、この大阪単独公演だけは〜どうしても行きたかったのです!!メガデスに行くか迷ったものの、紆余曲折を経て!気がつけば、めでたく私は大阪IMPホールにいた(爆)
会場に着くと、息子さん(高校生)とその友達2人を引率してきたYポンさん発見(笑)おお〜!!やっぱメタルというのは本来こういう若者たちのもの!!メタルの未来も明るいぜ!!などと感慨にふけりつつ、少しおしゃべり。おっさん風吹かせてこの若者たちと少々言葉交わすものの・・「Pig Destroyer」のTシャツ来た少年見て少し警戒感を強める(爆)「こやつ、ただもんちゃうな?」・・・と(; ̄▽ ̄;)
まぁ実はわたくし・・IMPホールは今回が初めてだったんです。中に入ってみると思ったより広い!いい会場だ!!暴れ系ライブにおいてほんと邪魔な「柵」は一切なく、がら〜〜んと広々した空間が広がっている(-_☆←にやり
ふふふ・・・ライブ始まったら凄いことになりそうやな・・・まっ・・わたしゃ大人しく隅っこで見てるけど・・・(-_-;)
しかし、想像してたよりお客さんの年齢層は低い!帝王スレイヤーのファンはこうやって新陳代謝を繰り返しているのだろうか・・。だとすると私のようなものは既に老廃物?(;-д-)
・・・まっ・・老廃物は大人しく隅っこで見てるけど・・・(-_-;)
と、私の心の中の良識サイドの声はそういうものの、この老廃物・・元々忍耐と言うものがあまりない(爆)
(2008年KsE@名古屋参照・・・(-_-;)
更に意志の弱い私をあおるかのように場内BGMが、そのKsE「Rose of Sharyn」に切り替わる(≧∇≦)/
そんなこんなで、開演5分前・・ふと気がつくと、私は最前列から約3m後方の場所に陣取っていた(;-д-)そう!そこはいわゆる「モッシュピット」になるであろうデンジャーゾーン(笑)まさに「Warfield」すなわち戦場へとわが身を投じていたのでありました・・・。
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ふと周りを見回すと・・また出た〜〜(; ̄▽ ̄;)カナリアイエローのTシャツに身を包んだブラジリアン軍団(笑)・・・そしてクラッシャーバンバンビガロ(左図)が約2名(;-д-)・・さらには「卍(暴力)」と大書きされたTシャツ来た兄ちゃん・・恐い・・恐すぎるぞぉ・・・
そんな私は「fedexodus」Tシャツ(笑)
そしてどこからともなく涌き起こるスレイヤーコールに、テンションうなぎのぼり〜〜 |
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「すいれや!すれいや!すいれや!すれいや!ずれいや!ずれいや!!」
そんな怒涛のスレイヤーコールに答えるかのように、場内暗転!!!不気味なイントロが鳴り響き・・そして目を潰すかのようなストロボの嵐!!モウモウと立ち込めるスモークの中でにケリー、トム、ジェフのシルエットがストロボに映し出される・・・かっこえ〜〜(T-T)そしスピードア〜〜〜ップ!!!ちゅうか、この曲何??知らんし・・・(-_-;) でもかっこええから関係ない〜〜〜!!!ふと横見ると・・おお?いつもNFLでお世話になってる梅田の暗黒系ロックバー●iDiANの●ッキーがそこに(爆)爆音&ケイオス状態の中で挨拶し(笑)・・・この曲が来月発売の新譜の曲だと知らされる。
なんか知らんけど暴れました・・的一曲目「World Painted Blood」が終わり・・トムがにこやかに話しかける。前回幕張で見たときは髭ぼうぼうでまるでオ●ム真●教教祖みたいやったんですが、今日はすっきり爽やかに髭もそっておられて、表情もよくわかる。もう終始笑顔のトムアラヤ!そして会場の熱気が凄まじい・・・。最近の大阪・・どのライブももひとつ盛り上がりにかけていたような気がしたんですが、やっぱスレイヤーは違う!その盛り上がりにトムも驚きの表情でもって、半ば半笑いで(笑)次の曲コールする彼・・・
「ウォ〜〜〜〜エンセッボォ〜フォッフォ(笑)」
ここでもうわたしゃ切れました!「War Ensemble」であっちゅまに洗濯機が始動!もちろん一緒に走る(笑)カナリア軍団も走ってる・・バンバンビガロも走ってる・・・、もうレポ放棄(爆)とにかく、物凄い狂気の音を叩きつけるスレイヤーではありますが、そのキレが鋭すぎてなんか気持ちいい〜んですよね。そんな狂気の爆音に身をゆだねながら、狂気の渦と化したこのWarzone凄まじき!前作から演奏された「Jihad」も凄まじき・・再び登場した新曲「Psychopathy Red」がこれまっためっちゃ凄まじき!!そして私の大好きな超疾走曲、凄まじき「Born Of Fire」で・・・
あかん、もう我慢できましぇん・・・
ふと目をやるとすぐ前でバンバンビガロが中腰になって「こい!こい!」と手招きしてるではないかぁ(笑)お言葉に甘えまして・・逝きました!ビガロの上に覆いかぶさるとさすがビガロ!その怪力で持って私をあっという間に雲の上へ〜(爆)しばし、最前列まで雲の上の散歩を楽しませてもらいましたが、前列ピットに叩き落され見上げると直ぐそこにアラヤ様がぁ〜〜。まぁ最前列の何人かとハイタッチ交わしながらそそくさと引き上げる自分が恥ずかしかったけど(笑)
しかしこのビガロ・・何人を雲の上にいざなったのだろうか・・少なく見積もっても20人は送り出したに違いない(笑)そんなビガロも2.3人に抱え上げられ空中散歩しとりました(雲役の人たちは苦しかったろう・・・笑)
しかしまぁ今日のモッシュピットの激しさは凄い。しかし、当初予想してたような殺伐感はなかったですね。みんな思い思いに気持ちよく暴れてる(笑)振り上げた腕が誰かの顔面にヒットしても、「ごめん」⇔「いいってことよ」の言葉がお互いの表情だけで交わされてるし・・・ピットで誰かがこけたらすぐさま皆で助けあげ・・誰かの靴紐が解けたら、そいつが直す間、周りをガード・・。サークルの遠心力で飛ばされてくる人間もその円周に待機した奴がガード!な〜〜んかフシギと危機管理体制が完璧に整ってるんですよ(爆) はい・・私も3回コケて皆に助けてもらいました(恥)
そんなこんなで会場のあらゆる場所を経験して出した結論・・・モッシュピット付近が一番快適・・・ぎゅうぎゅうおしくら饅頭状態の最前列付近や、同じように人口密度高い後方よりも、このデンジャーゾーンにいたほうが空気吸う空間いっぱいあるし、危機管理体制整ってるし(笑)・・おすすめです
そんなことを感じつつ・・「Mandatory Suicide」で雲の上に消えていった●ッキーを見送りつつ、このミドルテンポの曲では、みんなと共にうなだれながらゆ〜っくり回る(笑)これってまさにゾンビの行進・・・(苦笑)そう・・疲れたら無理せず波間を漂う板っきれになればいいのだ・・
でも、ずっと板っきれにはさせてくれないのが帝王スレイヤー。「Chemical Warfare」「Ghosts Of War」の激烈チューンで、ピットは鳴門のうず潮状態に再突入!私は・・といえば、皆と一緒に廻りつつもデイブのドラミングに圧倒される!雷鳴の如く・・というか、重いのにファスト!機関銃のようで大砲のようでもある・・ムチのようにしなったかと思えば、棍棒で叩きのめされたような正確且つド迫力のそのドラミングは「凄い」という一言で片付けるには失礼極まりないものでした!!
「Disciple」では、好きなように暴れてた面々が一斉に「ゴッドへイツアスオ〜〜ル」の大合唱!!一体感を加速させる!ここでも、デイブの怒涛のツーバスに内臓をえぐりとられるような感覚に陥る。 |
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そして、ライブは「Dead Skin Mask」を挟んで一気にギアチェンジ・・・加速度アップ!!ジェフハンネマンとケリーキングの高速ヘドバンが目の前で展開された「Hell Awaits」になみだ目のわたくし・・・。そんな涙目の私にとどめを刺さんと彼のギターから連射されるリフに悶絶〜〜!!!はい・・待ってましたの死天使!!これを聴けずに死ねるかチューン(笑)「Angel Of Death」きた〜〜〜〜〜〜!!!!!洗濯機?うず潮?のスピードも一気に加速する・・・。そしてこの曲の象徴ともいえる・・あの雄たけび
あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜
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この雄たけびをあげながら走りまくる皆の表情といったらもう・・凄かった(爆)
明滅するストロボに映し出される皆の表情・・・まさに恍惚の表情というか・・・まぁこんな感じですわ(左図参照)
そして今まで整然と回転していた洗濯機は、突如その規則性をなくし、もうむっちゃくちゃだ!・・八の字回転になったかと思えば、前後に揺らめき・・バック宙かます猛者まで現れる始末(笑)いまだかつてこんな光景見たことございません・・。日常の中に突如現れたカオス状態があるとすればこの状態はまさにそれ! |
この素晴らしき風景・・決して忘れるものか!と心に誓うこの老廃物なのでした。ステージ上でもフロントの三人が鬼のヘドバンかましつつ、この信じられないリフを叩きつけている。後方でもデイブが狂ったようにヘドバンしながら、奇跡的ドラミングを見せてくれている。
気がつけば・・またわたしゃ雲の上を散歩しとりました(笑)
スレイヤーコールが鳴り止まない・・・。これがアンコールか何なのかも訳がわからんまま・・あの不気味なイントロが流れる。「South Of Heaven」だ〜!さっきまでの狂った風景は幾分落ち着きを取り戻し、みんな拳を振り上げてサビを合唱する。エンディングと共にながいフィードバック音が続くと・・それまでまっ白に輝いていたステージ上の照明が突如真っ赤に変わる!もうこれが何を意味するのかわからん奴はいません・・・そしてこの曲がこの至福の時間を締めくくるものだということも・・・。
この最後の曲で最後の力を振り絞るも・・「この曲で終わり」という寂寥感は感じなかったですね。そこにあるのは満足感!そして戦場を共に生き抜いた(爆)戦友たちとの一体感(≧∇≦)互いにハイタッチやハグで互いの健闘をたたえあう・・私が最後にがっちり握手したのはカナリア軍団の一員でした(爆)
しっかしまぁ・・・叫び、唄い、走り、振り、揺れ、凍りつき、笑い・・あらゆる感情を放出しつくしたこの90分・・そして我々がひれ伏すは君臨し続ける帝王!!帝王スレイヤーはやはり帝王だったのです!!その姿は神々しくもあり・・そして兄貴のような親近感もありました。2006年の幕張では感じられなかったこの感情・・・狭いこの会場だからこその想いだったのでしょうか?
こうして死の天使ににいざなわれて天国の南方に連れ去られた我々に・・容赦なく血の雨は降り続くのでした・・いつまでも・・
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1. World Painted Blood
2. War Ensemble
3. Jihad
4. Psychopathy Red
5. Born Of Fire
6. At Dawn They Sleep
7. Spirit In Black
8. Mandatory Suicide
9. Chemical Warfare
10. Ghosts Of War
11. Seasons In The Abyss
12. Hate Worldwide
13. Disciple
14. Dead Skin Mask
15. Hell Awaits
16. Angel Of Death
17. South Of Heaven
18. Raining Blood
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そういえば・・あの少年たちはどうしてたんだろ・・・。終演後、汗でぐしょぐしょの3人に会いました・・・言葉は交わさなかったけどすかさずメロイック(爆)そこに年の差22?23・・は感じませんでしたよ、ほんとに・・・(;-д-) っつか、私のこの暴れ姿・・どっかで見てたのかな?男は無言でその背中で語るもの・・・
若い衆よ!!メタルの未来は託したぞい!!私のような老廃物(もええって?)はその余生・・フリオイグレシアスでも聴きながら過ごすことに・・・・
するわけないやろ〜〜〜わははははo(☆∇☆)o
まだまだいくでぇ〜〜。かかってこんかい〜〜!
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